土木学会誌2月号モニター回答
地下鉄トンネルの補修・改良
鉄道トンネルのコンクリート剥落事故以来、電車を待っていても、知らず知らずのうちにホームの天井を見上げることが多くなったような気がします。有り得ないことと思いながらも、つい「あのコンクリートの塊が突然頭上に落ちてきたら・・」という考えが頭をよぎります。本記事では、地下鉄トンネルにおけるトンネル補修の現状と、今後の技術動向が紹介してあり、特集記事の中でも特に興味を持って読ませて頂きました。今後、従来の新規構造物建設中心から既存構造物の維持管理も含めた総合的な社会資本整備が一層重要度を増すと思います。今回の特集を通じ、本文で紹介されている技術以外にも、新しい非破壊検査法や補修材料・補修工法の技術開発が、急速に進んでいくであろうという思いを更に強く持ちました。
(新日本製鐵(株) 佐野 陽一)
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