土木学会誌11月号モニター回答
水を制し、大深度地下に挑む
土木の世界では、「機械化(無人化)施工」=「シールド工法」との認識がありましたが、「ニューマチックケーソン工法」もまた、確実に進歩しているんだということがよくわかりました。
ただ、本誌でもたびたび紹介されてきたシールド現場での最新の情報化技術を駆使した管制室写真に対して、今回掲載された時代遅れのアナログチックな管制室写真を見ると、やはり民間企業の双方の開発に対する取り組み姿勢に大きく差がでているんだなあと、実感しました。
やはり、シールドと比べてその適用市場が限られることから、技術開発に投資するだけの見返りが少ないということの表れなのでしょうね。
そう言った意味でも、今後は行政側も民間企業に頼ることなく、市場規模は小さくても、やらねばならない技術開発は、もっと行政主導型で進める必要があるのではないでしょうか。
((株)熊谷組 松尾新治)
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