土木学会誌1月号モニター回答
学生のページ 海外に羽ばたく

 エンジニアリング会社で海外のプラント土木の設計・施工に携わってきたため興味深く読ませて貰いました。筆者の時間とコストを考え、それぞれの国にあった施工法を考えることが大事だという意見には同感です。海外工事では言葉の問題以上に文化・風土の違いから来る考え方の相違を克服するためにより合理的な思考に基づいた議論をする習慣を身に付ける必要があると思います。また海外では発注者と受注者の関係において契約を介して平等であるという意識が強いことも特徴的でるように思います。
(千代田化工建設 田中史明)

 土木学会誌を購読していらっしゃる方の中にも、海外留学を考えている人は数多いと思う。日本と海外の具体的な比較が興味深く、留学を考える人達のためにも良い参考となったと思う。
(九州大学 森永陽子)

 自分自身留学に大変興味があり、また生半可な気持ち、知識では留学しても得られるものも少ないだろうということはいつも感じていた。浜島氏は企業に就職後、米国に留学、そして海外で仕事をされているということで、海外では国内の2ランク程度以上の仕事をすることが要求されるという言葉が印象的だった。大変かもしれないが、自分の仕事に責任を持って生きるという点で魅力的な生き方だと思った。また、チャンスがあるなら学生時代に留学した方が得るものが大きいにではないかというご意見に早く就職したほうがいいのかも・・と思い始めた自分に初心を思い起こさせてくれた。
(九州大学 石川いずみ)

 以前から大変気になっていたことに、学生会員が少なくそれも大部分が院生であって、学部生は本当に僅かしか見当たらないようです。簡単に言えば、土木学会にたいして「魅力を感じない」と思っているのかも知りませんが、単に工学的知識だけでなく、もっと幅広い知恵を身に付けて、社会人の仲間入りをすることを希望したいと思います。
 そのためには、この企画は大変良い着想と思いますし、本号の記事も熟年技術者である私にも興味のある「読み物」でした。現役学生会員の企画力をお借りして、次代の「土木学会」を背負う会員獲得のための、知恵と力を発揮して頂くように心から希望します。出来れば、もっと底辺の大きい「学部生」の関心を引くための具体策を期待したいと思います。
(エイトコンサルタント 石井憲郎)

 発展途上国での建設事業に関係している者として、国内事業とは違った環境でいかに建設事業を進めていくかに興味がある。日本でのように下請け体制が整備されており、容易に望む仕様の資材あるいは労働力を手に入れられる状況と違い、途上国では骨材生産から自らの手で行わねばならない場合もある。そのような状況で仕様通りのものを建設していくことは、国内では経験できないさまざまな事柄に遭遇する。
 海外での事業に興味を持つ学生に、本記事を読んで関心を持ってもらえればと思う。
(国際協力事業団 梅永 哲)

 自分自身、海外勤務には興味があるのですが、また一方で語学などの面で尻込みしてしまうのも事実です。ですから正直言って海外でバリバリ働いている方にはコンプレックスを持っているのですが、海外の土木業界を体験をされている今回の記事は非常にうらやましく拝見させていただきました。
 自分にもし海外勤務のチャンスが回ってきたときは恐れることなくチャレンジしてみようと言う気にさせられました。
(水産工学研究所 宮地健司)

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