第5回インターナショナルサマーシンポジウム
7月26日(土)に土木学会本部において,第5回インターナショナルサマーシンポジウムが土木学会国際委員会(委員長:草柳俊二高知工科大学教授)の主催で開催された.このシンポジウムは土木学会の国際活動の一環として,英語での研究成果の発表の機会を設けることにより,日本に滞在中の留学生・エンジニアを中心に,国際交流と相互理解を深める目的で企画されたものである.1999年から開催され,5回目となる今回は128名の参加者(外国人学生・エンジニア83名,日本人学生・エンジニア19名,座長・特別講演者等関係者26名)を得て,7部門・91件の研究発表と基調講演,ならびに懇親会が行われた.
シンポジウム当日は,嘉門雅史京都大学教授(国際委員会アドバイザー)の開会の言葉に始まり,午前・午後合わせて計12の一般講演セッションと基調講演が行われた.基調講演では,角川浩二埼玉大学教授による”Optimal Strategies of Infrastructure Development in Developing Countries”と題した講演に,多くの参加者が熱心に聞き入っていた.一般講演での発表は,日本滞在中の留学生のものがその多くを占めたが,海外からの参加者の講演も複数件あったほか,日本人学生の発表も少なからずあり,参加者相互間の有意義な情報交換ができたとの声が聞かれた.
最後に参加者が一堂に会し懇親会が催され,その中で優秀発表講演者(受賞者は下記のとおり)に賞状と記念品が授与された.懇親会での参加者間の活発な交流によって,シンポジウムの主目的である国際交流と相互理解はさらに促進されたようであった.
●優秀発表講演者15名(敬称略)
Sopon Ritdumrongkul(東京大学)/Ali Alaghehbandian(東京大学)/Kanako Usui(東京工業大学)/Danijel Kukaras(岡山大学)/Mulyo Harris Pradono(京都大学)/Paola Mayorca(東京大学)/Govinda Raj Pandey(埼玉大学)/Muhammad Waheed Sarwar(東京大学)/Assela Pathirana(中央大学)/Mohammed Fazlul Karim(埼玉大学)/Aliakbar Golshani(埼玉大学)/Pa Pa Win(埼玉大学)/Chamroon Tangpaisalkit(タイ・運輸省)/Riaz Ul-Islam(埼玉大学)/Xiaofeng Wu(国際航業(株))
(国際委員会留学生分科会 第5回サマーシンポジウム組織委員会委員長 松本泰尚(埼玉大学))
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