インターナショナルサマーシンポジウム
International Summer Symposium


第11回インターナショナルサマーシンポジウム



 9月11日(金)に東京工業大学において,第11回インターナショナルサマーシンポジウムが土木学会国際委員会(委員長:古田均・関西大学教授)の主催で開催された.このシンポジウムは土木学会の国際活動の一環として,英語での研究成果の発表の機会を設けることにより,日本に滞在中の留学生・エンジニアを中心に,国際交流と相互理解を深める目的で企画されたものである.1999年から開催され,11回目となる今回は124名の参加者(外国人学生・エンジニア80名,日本人学生・エンジニア44名)を得て,7部門・68件の研究発表,基調講演,スタディー・ツアー・グラント招聘者である台湾・フィリピン・ベトナム・タイからの学生による報告,ならびに懇親会が行われた.また前回から論文の質を向上させることを目的として全文査読を実施している.なお今回のシンポジウムは,公益信託「土木学会学術交流基金」の助成を受けて実施された.
 シンポジウム当日は,午前・午後合わせて計17の一般講演セッションおよび基調講演が行われた.基調講演は,三木千壽・東京工業大学教授による"Creativity Developing Education at Tokyo Tech"と題する講演が行われた.大学における創造性育成教育に関する話題で,参加者にとって有意義な講演であったと思われる.また,一般講演での発表においては度のセッションでも活発な議論がなされ,参加者相互間の有意義な情報交換ができたものと考える.
 最後に参加者が一堂に会し懇親会が催され,その中で優秀発表講演者(受賞者は下記のとおり)に賞状と記念品が授与された.懇親会での参加者間の活発な交流によって,シンポジウムの主目的である国際交流と相互理解はさらに促進された.

優秀発表講演者 17名(敬称略)
Nishigandha Gajanan Kulkarni (名古屋大学) / M. Kashif Razzaq (埼玉大学) / Priza Kayestha (東京工業大学) / Ke Jin (ICHARM, 土木研究所) / M.B. Samarakoon (埼玉大学) / Cokorda Bagus (東京大学) / Masline Makasi (北海道大学) / Jina Lee (東京大学) / Adriana Lucia Beltran-Galvis (東京大学) / Pran Nath Dadhich (東京工業大学) / Ang Li (山梨大学) / Wael K.M. Alhajyaseen (名古屋大学) / Myo Zarni Win (東京工業大学) / Khoa Kim Tran (名古屋大学) / Saphouvong Khamhou (東京工業大学) / Reni Desmiarti (岐阜大学) / S.K. Weragoda (埼玉大学)



古田委員長と優秀発表講演者の記念撮影

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