第6回東南アジア岩盤工学セミナー - EIT-JSCE Joint Seminar on Rock Engineering -
(2007.9.17-19, タイ工学会, 岩盤力学委員会)
JSCE-EIT 岩盤工学セミナー実施報告
公益信託土木学会学術交流基金の助成により、平成19年9月17日〜19日,土木学会およびタイ王立学会の共催事業としてタイ王国・バンコクにおいて第6回東南アジア岩盤工学セミナー(EIT-JSCE Joint Seminar on Rock Engineering 2007)を開催しました。
Imperial Queen's Park Hotelにおける「一般講演会」(17日),バンコク郊外のナコンナヨックに建設されたTha Dan DamならびにLandslide Monitoring Siteへの「フィールドトリップ」(18日),さらにEngineering Institute of Thailandにおいて「学生・若手研究者発表会」を開催しました。
本セミナーは地盤・岩盤工学に関連する技術の日本とタイとの交流を目的として,Engineering Institute of ThailandおよびAsian Institute of Technologyをタイ側のカウンターパートとして開催し,2002年より始めて今回で6回目を迎えます。本セミナーにおけるメインテーマは,毎年変更してきました。本年は「Rock Engineering」をメインテーマとして開催し,総勢75名(日本側:50名,タイ側:25名)の参加者を得ました。また,今回のセミナーでは,日本ならびにタイにおいて岩盤工学および関連分野を研究対象とする学生・若手研究者に対して,英語でのプレゼンテーションの機会を提供する「学生・若手研究者発表会」を新たに開催し,計20編の口頭発表が実施されました。なお,優れた発表を行った3名の学生・若手研究者には優秀発表者賞を贈呈しました。
第6回セミナーの開催を終えて,さらに日本でのセミナーの開催を含めて,東南アジア地区との交流を継続して行きたいと考えております。
中村一樹(応用地質)
「学生・若手研究者発表会」参加者の集合写真
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