パネルディスカッション


2005年1月25日 14:30-17:00
テ−マ:
 西岸域における海流の変動力学

モデレータ:
 柳 哲雄(九州大学応用力学研究所)
  
パネラー:
 郭 新宇 (愛媛大学)
 日向博文(国総研)
 尹 宗煥 (九州大学応用力学研究所)
 吉川 裕 (九州大学応用力学研究所)

演題:
 郭 新宇「東シナ海の黒潮の変動」 
 日向博文「風による黒潮の変動」 
 尹 宗煥「琉球海流の変動」 
 吉川 裕「対馬海峡の海流変動」 

概要:
日本南岸を流れる黒潮は平均流速2ノットを越える西岸境界流であるが,常に同じように流れているわけではなく,数日から数年,数kmから数千kmに至る広い時間・空間スケ−ルで変動している.その変動は地形,流体不安定,風,潮流など様々な要因により引き起こされる.本パネルデイスカッションでは講師から西岸域における海流変動のいくつかの例を紹介してもらい,討論を通じて西岸域における海流変動の特性を明らかにすることを試みる.



2005年1月25日 14:30-17:00

テーマ:
 これからの計算プラットフォーム
モデレータ:
 姫野龍太郎(理化学研究所)
  
パネラー:
 姫野龍太郎(理化学研究所)
 古井 利幸 (NEC)
 追永 勇次 (富士通)
 池井 満 (インテル)

演題:
 姫野龍太郎「PCクラスタはこれからも我々の計算プラットフォームでありえるのか」
 古井 利幸「HPC計算プラットフォームへの取り組み(NEC)」
 追永 勇次「富士通のHPCの取り組みについて」
 池井 満 「COTS によるスーパーコンピュータ」

概要:
PCの速度向上でシミュレーションの多くの計算がPCで行われるようになった.そのPCの今後の開発の動向を探るとともに,PCを多数結合したPCクラスタの状況とその問題点,そして国産スーパーコンピュータベンダーの今後の取り組みを探り,今後の計算プラットフォームに何が必要なのか議論する.


2005年1月26日 14:30-17:30

テーマ:
 多相系流体の凝集構造とレオロジー

モデレータ:
 増子 徹(山形大学)

パネラー:
 神谷 秀博(東京農工大学)
 高橋雅興 (京都工芸繊維大学)
 森 教安 (大阪大学)
 大坪 泰文 (千葉大学)
 増子 徹(山形大学) 

演題:
 神谷秀博「微粒子濃厚サスペンジョンの巨視的レオロジー挙動と微視的粒子間相互作用」 
 高橋雅興「スチレンーブタジエン星形ブロックコポリマーのモルフォロジーと粘弾性挙動」 
 森 教安「液晶高分子の流れにより発生するテクスチャー構造」 
 大坪泰文「会合性高分子による粒至с引力の制御と凝集分散系のレオロジー」
 増子 徹「スメクタイト分散系の凝集構造とレオロジー」 

概要:
高分子,液晶,コロイド分散系など不均質系が示す多相構造のレオロジーに ついて,5人のパネリストによる簡単な話題提供の後,会場も交えて総合的な討論を行う.それぞれの物質に特徴的なレオロジー現象について紹介した後,現在の最新レベルでそのメカニズムを解釈するために,凝集の原因となる分子や粒子間の相互作用,構造の幾何学,力学場における動的応答とのつながりについて討論する.


2005年1月26日 14:30-17:00
テーマ:
防災・危機管理の計算力学

モデレータ:
樫山和男(中央大学)

講師:
 堀 宗朗 (東京大学)
 今村文彦 (東北大学)
 新野 宏 (東京大学)
 竹内則雄 (法政大学)
 青木尊之 (東京工業大学)
 目黒公郎 (東京大学)

演題:
堀宗朗「統合地震シミュレーションの現状と可能性」
今村文彦「津波災害軽減のための総合対策」
新野 宏「竜巻の数値シミュレーション 現状と課題」
竹内則雄「斜面災害とシミュレーション」
青木尊之「複雑な地形や建物を含んだ大規模3次元爆風シミュレーション」
目黒公郎「利用者の避難安全性から見た都市施設や空間の安全設計と防災対策」

概要:
各パネリストの方々に種別毎の災害予測や危機管理に関するシミュレーション技術の現状と近未来について,またそれらが防災・危機管理にどの程度役立つのかについて話題提供をいただいて議論する.



All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Japan Society of Civil Engineers