岩盤構造物の建設と維持管理におけるマネジメント
−ジオリスクマネジメントへの取り組み−

目次


第T編 ジオリスクエンジニアリング序論

1 章 序 論
	  
1.1  概 説	  
1.2  岩盤構造物に係わるマネジメントとは	  
1.2.1 新規建設構造物における費用・便益評価の基本概念	  
1.2.2 既設構造物の維持補修段階における費用・便益評価の基本概念	  
1.2.3 まとめ	  

2 章 リスク工学概論	
 
2.1  概 説	 
2.2  リスクの表現方法	 
2.2.1 主観的リスク	 
2.2.2 客観的リスク	 

3 章 本書における基本方針	 


第U編 建設コストの変動リスクマネジメント

1 章 序 論	  

2 章 岩盤構造物の建設コスト
	  
2.1  建設コスト評価の背景	  
2.1.1 はじめに	  
2.1.2 ジオリスク評価の必要性及びメリット	
2.2  建設コスト	  
2.2.1 取り扱うリスクの範囲	 
2.2.2 ジオリスク要因	  
2.2.3 積算体系上のコスト構成と変動特性	 
2.2.4 工種別コスト変動要因	  
2.3  建設コスト変動リスク評価の基本概念	 
2.3.1 建設プロジェクトにおける建設コストの推定	 
2.3.2 地質条件の不確実性と建設コスト変動リスク	 
2.3.3 建設コスト変動リスク評価の考え方	  
2.3.4 地盤統計学による地質条件の不確実性の評価(地盤物性の推定)方法	
2.3.5 建設コスト変動の算定と表現方法	 
2.3.6 不良地山の出現を加味した建設コスト変動リスク評価	  

3 章 事 例
	  
3.1  海外揚水発電所	  
3.1.1 概要	  
3.1.2 地盤リスク要因による建設コストボラティリティ評価手法	 
3.1.3 算定結果	 
3.1.4 まとめ	 
3.2  地下深部における処分坑道	 
3.2.1 概要	
3.2.2 処分坑道建設コストの推定方法	 
3.2.3 解析結果	 
3.2.4 建設コスト変動リスク	 
3.2.5 まとめ	  
3.3  山岳トンネル	 
3.3.1 事前調査における変動リスクの評価	 
3.3.2 事前予測結果と施工実績との比較	
3.3.3 まとめ	 

4 章 今後の課題	 


第V編 地盤・岩盤構造物のアセットマネジメント

1 章 序 論	  

2 章 基本概念	 
 
2.1  はじめに	  
2.1.1 総 論	  
2.1.2 岩盤構造物への取り組み	  
2.1.3 基本的なスタンス	 
2.2  岩盤構造物へのアセットマネジメント導入へ向けた考え方	  
2.2.1 斜面に対する考え方	  
2.2.2 トンネルに対する考え方	 

3 章 斜面におけるマネジメント例
	 
3.1  斜面アセットマネジメントの評価手法	  
3.1.1 斜面リスク評価	  
3.1.2 期待ライフサイクルコスト評価	 
3.2  事 例	  
3.2.1 リスクを規範とした斜面補強の優先順位付け	  
3.2.2 LCCを規範とした斜面の補修時期	 
  
4 章 トンネルにおけるマネジメント例	 
 
4.1  はじめに	 
4.2  トンネルマネジメントシステムの現況	 
4.3  トンネル構造物に要求されるマネジメント技術	  
4.3.1 要求される健全度低下モデルとは	  
4.3.2 目標とするアセットマネジメントの全体像	 
4.4  新しい健全度評価手法に基づくマネジメント手法	 
4.4.1 開発要求の高いマネジメント技術	  
4.4.2 維持管理の基本的な考え方	  
4.4.3 予防管理という考え方の導入	  
4.4.4 望ましいマネジメント手法	  
4.4.5 性能照査型健全度評価手法	  
4.5  事 例	  
4.5.1 はじめに	  
4.5.2 事例1「予防管理を適用した健全度ランク表による手法」〜離散型モデル〜	  
4.5.3 事例2「確率過程に基づく手法」〜連続型モデル〜	  
  
5 章 今後の課題・展望	  

5.1  斜 面	  
5.1.1 リスクを規範とした斜面補強の優先順位付け	  
5.1.2 LCCを規範とした斜面の補修時期	  
5.2  トンネル	  
5.2.1 トンネルアセットマネジメントの推進	 
5.2.2 健全度評価と将来状態予測手法などに関する課題	 
5.3   岩盤地下空洞	 
5.3.1 岩盤地下空洞の維持管理の現状	 
5.3.2 地下空洞のアセットマネジメント