コンクリート技術シリーズ73
弾性波法の非破壊検査研究小委員会報告および第2回弾性波法によるコンクリートの非破壊検査に関するシンポジウム講演概要集
目次
第1部 測定手法の基本原理・手法の標準化に関する提言
1. はじめに
2. 弾性波法による評価対象と測定方法との対応関係
2.1 はじめに
2.2 弾性波特性値と評価対象の関係
2.3 用語の定義
3. コンクリートの厚さ測定方法
3.1 スコープ
3.2 測定装置
3.3 コンクリートの厚さ測定方法
3.4 コンクリート厚さの決定方法
3.5 参考資料
3.6 付属資料
4. コンクリート構造物コンクリートの縦弾性波速度測定方法
4.1 スコープ
4.2 測定装置
4.3 構造体コンクリートの縦弾性波速度測定方法
4.4 縦弾性波速度の決定方法
4.5 付属資料
5. コンクリート構造物のひび割れの深さ測定方法
5.1 スコープ
5.2 測定装置
5.3 伝播時間差法による測定方法
5.4 位相反転法による測定方法
5.5 表面波法による測定方法
5.6 付属資料
6. 周波数応答による内部欠陥検出方法
6.1 スコープ
6.2 測定装置
6.3 周波数応答による内部欠陥測定方法
6.4 周波数応答による内部欠陥推定方法
6.5 付属資料
7. おわりに
第2部 弾性波動理論に基づいた既存の規格・基準の問題点の抽出と改善策の検討
1.はじめに
2.共鳴法の取り扱いについて
2.1 共鳴法の問題点について
2.2 動弾性係数および動ポアソン比の取り扱いに関する考察
2.3 共鳴法における振動パターンの違いによる動弾性係数の差異について
3.波長と部材寸法が弾性波速度に及ぼす影響について
3.1 概説
3.2 波長と部材長さに関する実験的検討
3.3 波長と断面寸法に関する実験的検討
4.打音法に関する提言
4.1 既往の研究
4.2 基本原理および基本的事項
4.3 実施方法
5.海外規格の点検結果
5.1 ASTM-C215-97
5.2 ASTM-C597-97
5.3 ASTM-C1383-98
5.4 ASTM-D5882-00
5.5 RILEM TC 176-IDC
5.6 RILEM TC43-CND(NDT1,NDT2およびNDT4)
5.7 BS 1881 part203
第3部 コンクリート構造物のライフステップと弾性波法の利用
1.はじめに
2.ライフステップT:計画・設計における弾性波法の利用
2.1 計画・設計
2.2 構造物の性能照査
3.ライフステップU:施工における弾性波法の利用
3.1 施工
3.2 コンクリートおよび補強材の受入れ検査
3.3 施工の検査
3.4 構造物の検査
4.ライフステップV:維持管理における弾性波法の利用
4.1 維持管理の概要
4.2 維持管理の計画
4.3 劣化機構と予測
4.4 点検
5.ライフステップW:補修・補強における弾性波法の利用
5.1 補修・補強
5.2 補修
5.3 補強
6.ライフステップX:解体などにおける弾性波法の利用
6.1 解体など
6.2 用途転換
6.3 再利用
6.4 解体
7.まとめにかえて 〜弾性波法の現場適用の現状と基準化の動向〜
7.1 第3部のまとめ
7.2 国土交通省での弾性波法適用事例
7.3 基準化の動向
付録 コンクリート構造物のライフステップにおける弾性波法の適用事例集
<シンポジウム講演概要集>
1.衝撃弾性波法による実橋におけるPCグラウト充填度の診断
2.SIBIEによるPCグラウト未充填部検出に関する考察
3.インパクトエコー法を用いたグラウト充填による補修後の評価に関する検討
4.コンクリート床板における疲労損傷検出へのインパクトエコー法の適用
5.衝撃弾性波法による新設コンクリート構造物での圧縮強度推定方法および現地測定結果について
6.衝撃弾性波・表面2点法による圧縮強度推定方法の新設構造物への適用
7.衝撃弾性波法によるコンクリート板の厚さ測定方法
8.コンクリート構造物の表面弾性波速度の測定方法に関する検討
9.AE法による鉄筋腐食の早期判定法の開発
10.AE法による再生骨材コンクリートの品質評価法の考察
11.RC梁におけるせん断破壊機構のAE-SiGMA解析
12.可聴周波数帯域の周波数応答を用いた内部欠陥検出方法
13.共鳴法における異なる振動モードを利用した動弾性係数の分布の推定
14.超音波法による新設コンクリート構造物の品質評価
15.合成構造沈埋函製作工事での打音法によるコンクリート充填検査
16.コンクリートひび割れ深さのNDT方法検証比較