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　近年、歴史的な土木構造物に対する関心が高まる傾向にあります。全国に分布する既設橋の中で歴史的評価を受ける鋼橋も増加が見込まれます。このため橋梁維持管理の実務面でも、歴史的視点からの判断が求められるケースの増加が予測されます。
　本マニュアルは、国内外の補修・補強事例の分析に基づき、歴史的鋼橋の補修・補強のための留意点、ルール、手順などを詳述して望ましい補修・補強の方向を示しています。豊富な具体事例をあげて展開する構成は、橋梁の維持管理、補修・補強に係わる技術者にとって分かり易く有益な内容となっています。

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