土木学会 刊行物案内


書籍詳細情報

 複合構造レポート08 巨大地震に対する複合構造物の課題と可能性

表紙イメージ
書籍データ
コードNo.P805
ISBN978-4-8106-0805-2
編集複合構造委員会 東日本大震災被害調査小委員会
発行年月2013/7
版型:頁数A4判,160ページ ,並製本
重量473g
定価\3,520(本体 \3,200+税)
会員頒布\3,170(本体 \2,882+税)
送料\600(本体 \546+税)
 [目次]  


 複合構造物に関する技術基準類も整備されつつある現状において、複合構造物の地震被害状況を把握することは、示方書の改訂や複合構造の新たな研究・開発に寄与するものと考えられ、東日本大震災被害調査小委員会を設置し、1年間の調査活動を行いました。
 小委員会の活動内容は、以下の通りです。
 (1) 既往の被害調査報告の収集および分析
 (2) 複合構造物のリストアップおよび調査対象の抽出
 (3) 鉄道、道路、港湾構造物の管理者へのヒアリングおよび課題の検討
 (4) 地震動あるいは津波による複合構造物の被害現地調査、ならびに鋼構造物およびコンクリート構 造物における被害との比較調査
 (5) 強震動による複合構造物の損傷シナリオの検証
 (6) 耐久性に関わる鋼・コンクリート境界部での被害現地調査
 (7) 沿岸付近に立地される構造物の津波影響に対する複合構造として可能性検討(津波評価・減災検 討委員会への対応)
 (8) 複合構造物における今後の対策の検討
 設計時に想定されていない複合構造物の損傷の可能性について、合理的な複合構造物を今後も一層普及させていくためには、継続して多くの観点からの検証が必要と考えます。
 社会基盤施設として複合構造物が貢献できることを願うとともに、本書が今後の複合構造物の設計・施工技術の発展に寄与することを期待しています。


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