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■ 複合構造レポート09 FRP部材の接合および鋼とFRPの接着接合に関する先端技術 |
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書籍データ
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FRPは、文字どおり繊維で強化された樹脂材料であり、繊維を多層に配置し樹脂で固化して成形されています。その材料特性として、繊維の種類や量、配向方向によって異なる力学的特性を持つ異方性材料であること、応力とひずみの関係は破断までほぼ弾性挙動を示す線形材料であること、積層構造であるため層間での破壊が生じやすいことなどが挙げられます。設計では、これらのFRPの材料特性を考慮する必要がありますが、特に、接合部の設計では、FRP特有の配慮が不可欠であるだけでなく、技術的な課題も残されています。
本小委員会の検討テーマは、@FRP構造物の接合方法、および、A補修・補強を目的としたFRP と鋼部材の接合方法の2つであり、それぞれワーキンググループを立ち上げて活動を行いました。その目的は、国内外の設計基準の情報や研究開発の動向を収集し、要求性能に照らしてそれらの接合部の評価方法を整理して、性能照査型設計法の策定に向けた基礎資料を示すことです。 本書は、以上のような経緯で取りまとめられたものであり、第1部「FRP部材接合の設計思想と強度評価」、第2部「鋼構造物の補修・補強のためのFRP 接着接合の評価」で構成されています。 | |||||||||||||||||||
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