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■ 岩盤斜面崩壊のハザード抽出と影響評価 |
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書籍データ
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岩盤斜面で発生する規模の大きな崩壊は、非常にスパンの長い地質学的な時間スケールの中で発生する自然現象であり、その発生時期や要因を明確に特定することが非常に難しい現象です。
岩盤斜面のハザード研究小委員会では、このような危険な崩壊に対し、人間の生活スケールと岩盤斜面崩壊の時間的スケールの違いを考慮しつつも見落としなく抽出して保全対象への被害影響を評価する、すなわちハザード評価を行うための方法論について議論しました。 委員会では、崩壊事例を収集し新しい計測・観測技術を用いて岩盤斜面崩壊位置の特定をめざす活動と、斜面崩壊が発生した場合どのような影響が及ぶかを数値解析による評価をめざす活動とを実施し、最終的にいくつかの事例を双方から検討することで、全体を通した大規模な岩盤崩壊に対する解決策の提案を行いました。 岩盤斜面への対処を求められた技術者にとって有益な指針になることを希望しております。 | |||||||||||||||||||
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