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■ 複合構造レポート11 土木構造用FRP部材の設計基礎データ |
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書籍データ
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土木構造物の設計方法の基礎データについては、十分な情報が得られない部分がありました。FRP複合構造研究小委員会はそのような状況を受けて、FRP土木構造物の設計にあたって情報が不足している部分を掘り下げる活動をしてきました。
第1編においては、材料係数などの部分安全係数の現状を、鋼やコンクリートにおける事例や、FRP構造物に関する事例を調査するとともに、FRPの性能変動に関する様々な要因検討を行いました。これらの検討にあたっては、特にコンクリート構造物の設計に限界状態設計法が導入された際に行われた、様々な研究活動を参考としています。 第2編では、FRPの物性評価方法と物性変動の実態に関する基礎データを、主として実際に実験を実施することで収集しました。形状・加工精度,曲げ・圧縮・引張特性、耐久性などを対象としています。 研究結果は可能な限り詳細に記述しましたが、この結果を設計にどのように活かすか、たとえば材料係数や部材係数の設定などに関する検討はここでは示さず、将来の研究に委ねることとしています。 | |||||||||||||||||||
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