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■ 鋼構造シリーズ37 補修・補強のための高力ボルト摩擦接合技術−当て板補修・補強の最新技術− |
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書籍データ
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高力ボルト摩擦接合を用いた当て板による既設鋼構造物の補修・補強は,主に既設部材の片面に高力ボルト摩擦接合により鋼板などの部材を取付ける技術です.当て板は連結とは異なる力学機構を有するものの,当て板の設計・施工に関する技術基準が整備されておらず,多くは継手の技術基準をよりどころに設計・施工が行われました.近年,各種構造物の技術基準が許容応力度設計法から性能照査型設計法に移行し,それに伴って限界状態設計法を導入した設計・照査体系に変化しつつありますが,高力ボルト摩擦接合継手の設計体系がすべり限界を主な対象としており,すべり後の挙動として重要な支圧限界やボルトのせん断破断限界などの限界状態に対する知見の蓄積が遅れていました.
本書は,これらに関する最新技術を収集・整理し,高力ボルト摩擦接合を用いた当て板による補修・補強の現状と,設計・施工上の課題や留意点などをまとめたものあり,高力ボルト摩擦接合継手および当て板の限界状態とその照査法に関する多くの技術情報をとりまとめています.我が国の高力ボルト摩擦接合による鋼部材の補修・補強についての最新の技術資料であり,設計基準などの技術基準を作成するコードライターを始め,補修・補強の実務者,構造物管理者,さらには,これから補修・補強を学ぶ初学者など,多くの方に有益,かつ活用して頂けるものです. | |||||||||||||||||||
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