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新しい都市の計画概念　スマートシェアリングシティ

物がない時代においては、共同利用は生活するために欠かせぬ手段であった。近代化により生活は豊かになり、個人が様々なものを所有する時代となった。成熟した現代社会では、人々の価値観も所有から利用へと変化し、資源等を有効かつ効率に利用するために「スマート（賢い）」に着目した取組みが見られるようになってきた。シェアリングは利用者の利便性増進といった視点から、経済の活性化を導くだけでなく、社会的な様々な課題の解決策となることが期待される。小委員会は、いかに今あるものを効率的に利用するか出来るだけ少ない負荷で利用するかに注目し、「新たにシェアの概念を用いた都市モデルとして“スマートシェアリングシティ（Smart Sharing City）”」を提案した。