2005年10月12日
「パキスタン地震被害」に対する調査団の派遣
社団法人 土木学会
土木学会 (会長 三谷 浩)は、2005年10月8日にパキスタン北部で発生した、 M7.6に達する巨大地震の被害に関して、以下の通り災害調査団を派遣する運びとなりましたので、お知らせします。
1.調査の目的
2005年10月8日にパキスタン北部で発生したM7.6に達する巨大地震が発生した。地震による被害はインドにも及び、死者は約2万5千人、負傷者は約6万人に達する大惨事となった。
土木学会では、学会内に(10月9日)2005年パキスタン地震対策本部を設置、必要な調査・提言を行なうこととした。
このため、小長井一男 東京大学生産技術研究所教授を団長とする、予備調査団を1〜2週間のうちに派遣して予備的調査を行なうとともに、その後数週間を目途に本格調査団を派遣することとなった。
調査にあたっては、国内各省庁・機関だけでなく、民間団体やパキスタン工学会とも十分に連携をとることとする。調査は、パキスタン地震災害の実態を専門技術者の目で記録に残すとともに、地域の復旧支援に必要な基礎資料の収集と整理、分析を行い、現地の研究者、技術者、行政担当者と十分な協議を行った上で必要な提言を行なうこととしている。
調査分野は:
(1)地震動の実態とその影響調査
(2)インフラ施設の被害調査
(3)都市や集落の再建に関わる調査
2.調査地点
イスラマバード、他
3.予備調査団団長および団構成
団長:小長井一男 東京大学生産技術研究所教授
団員:選定中
4.スケジュール
検討中
5.取材窓口
小長井 (大学電話) 03−5452−6142
(携帯電話) 090−1040−1271
6.速報会等
調査速報は、順次、土木学会ホームぺージ(http://www.jsce.or.jp/)
および学会誌に発表する予定。
速報会の日時については未定。
7.本件に関する土木学会の窓口
事務局企画総務課長 竹田 office@jsce.or.jp
事務局企画総務課長補佐 石郷岡 office@jsce.or.jp
以上