平成17年11月11日
記 者 各 位
社団法人 土 木 学 会
社団法人 日本建築学会
「パキスタン地震被害」に対する調査団の派遣について
土木学会(会長 三谷浩)と日本建築学会(会長 村上周三)は、2005年10月8日にパキスタン北部で発生した、M7.6に達する巨大地震の被害に関して各機関と合同で調査団を派遣する運びとなりましたのでお知らせします。
本調査団は、先に土木学会が10月24日から31日まで現地に派遣した予備調査団(団長 小長井一男)の報告をもとに、建築構造物、道路施設、斜面崩壊などに関する被害調査と応急復旧方法等に関する技術的提案をすることに視点を置いております。
1.調査目的・分野
2005年10月8日のパキスタンの地震による被害の実態を踏まえ、以下の専門的分野に関わる調査と、効果的な復旧に結びつく技術的支援(助言)を中心に行なう。
(1)建築構造物の被害診断および耐震対策に関する技術的提案等
(2)道路施設(橋梁等)の被害調査と応急復旧および再建に関する技術指導
(3)斜面崩壊の調査と応急復旧および保護工に関する技術的指導
2.調査地点
イスラマバード、被災地
3.調査団構成 ( )内は現地での主な担当分野
団長 濱田政則 早稲田大学教授
団員 小長井一男 東京大学生産技術研究所教授(予備調査団と本調査団の引継ぎ)
アイダン・オメール 東海大学教授(斜面・地盤)
小林 健 (財)高速道路技術センター参与・企画部長(道路・橋)
近藤 升 (独)国際協力機構 (JICA:パキスタン)専門官(道路・現地専門家)
高津茂樹 (社)土木学会技術推進機構技術推進部(地質(斜面・地盤))
児玉裕之 飛島建設(株)土木本部(土木)
土屋芳弘 飛島建設(株)建築本部(建築(補強・補修))
鮫島博巳 飛島建設(株)パキスタン事務所長(各種調整・準備)
宮島昌克 金沢大学教授(地震被害調査)
西川孝夫 首都大学東京教授(建築)
中埜良昭 東京大学生産技術研究所教授(建築)
真田靖士 東京大学地震研究所助手(建築)
4.スケジュール(現地行程は未定)
2005年11月21日(月)〜11月28日(月)
5.現地窓口
鮫島博巳 飛島建設(株)パキスタン事務所所長
6.速報会等
調査速報は、順次、土木学会ホームぺージ(http://www.jsce.or.jp/)、日本建築学会災害委員会ホームページ(http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/Saigai/)
および学会誌に発表する予定。速報会の日時については未定。
7.本件に関する窓口
土木学会事務局企画総務課長 竹田 office@jsce.or.jp
土木学会事務局企画総務課長補佐 石郷岡 office@jsce.or.jp
日本建築学会事務局総務部長 奥津 okutu@aij.or.jp
以 上