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土木学会誌

委員会委員などの募集

16.複合構造委員会「複合構造を対象とし た防水・排水技術研究小委員会」 (H210委員会)の委員募集

応募締切日:2010年6月11日[金]

複合構造委員会では,下記の委員会を発足させることになりました.積極的に活動して下さる会員の参加をお願い致します.

1.委員会名称

複合構造を対象とした防水・排水技術研究小委員会

2.委員長

大西弘志(大阪大学),幹事長:奥田和男(三菱樹脂)

3.公募する委員の数

20名程度.応募者数によってはご希望にそえない場合もございますので,あらかじめご承知おきください.

4.活動期間

平成22年7月から2年間を予定.なお,旅費,交通費は支給されません.

5.活動方法

2〜3カ月に1回程度委員会を開催する。必要に応じて、工場や現場の見学会も合わせて実施する。

6.活動の目的

土木構造物では自然環境により供給される雨水等の水分が原因となって,様々な変状が発生する.特に,鋼とコンクリートを併用した複合構造物においては部材中の鋼材の腐食やコンクリート内に水分が飽和している状態で外力の作用を受けることによる,早期のコンクリート材料の疲労破壊等が問題となっている.これらのような問題を回避する為の方策としては,まず,構造部材内への水分の供給を遮断することが考えられ,水分を効果的に遮断するためのシステムとして従来よりも高い機能を付与された防水システムが提案されている.また,防水システムが十分でなかった場合の備えとして,「部材内に浸入した水分を速やかに排出できる」システムの確立が望まれている.
本委員会では,(1)これまでに提案されてきた高機能防水システムを調査し,使用材料や力学特性,耐久性評価,コストなどについて整理する.(2)高機能防水システムを適用した事例について資料を収集し,その適用性について整理する.(3)防水システム自体の性能評価手法について,諸外国の資料を収集し,我が国における手法との比較を行う.Cこれまでに検討された事例が多いとは言えない,構造物の排水システムについて実情を調査し,分類・整理を行う.
本小委員会成果は,諸外国を含めた実情や研究開発の状況を調査・整理し,研究課題の抽出を行うとともに,これまで明確な基準がなかった防水・排水システムの設計法や耐久性評価手法の提案等に寄与できるものと考えられる.

7.応募方法

本委員会に参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,e-mailアドレスの他,本小委員会に参加を希望される理由や期待することを明記の上,e-mailで下の宛先までお申し込み下さい.

8.公募の締切

2010年6月11日[金]

9.問い合わせおよび申込み先

複合構造委員会「複合構造を対象とした防水・排水技術研究小委員会」
委員長 大西弘志(大阪大学)
e-mail : ohnishi@civil.eng.osaka-u.ac.jp
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会