21複合構造委員会「FRPと鋼の接合方法 に関する調査研究小委員会」(H211委 員会)の委員募集
応募締切日:2010年12月6日[月]
複合構造委員会では,下記の委員会を発足させることになりました.積極的に活動して下さる会員の参加をお願い致します.
1.委員会名称
FRPと鋼の接合方法に関する調査研究小委員会
2.委員長/幹事長
委員長:中村一史(首都大学東京),幹事長:石川敏之(京都大学)
3.公募する委員の数
20名程度.若手の研究者や技術者の参加を歓迎致します.応募者数によってはご希望にそえない場合もございますので,あらかじめご承知おきください.
4.活動期間
平成23年1月から2年間を予定.なお,旅費,交通費は支給されません.
5.活動方法
2〜3ヶ月に1回程度委員会を開催する.さらに,WGに分かれて,具体的な調査研究を実施する.
6.活動の目的
FRPは,軽量,高強度,腐食しないなど,優れた材料特性を有することから,歩道橋をはじめとした土木構造物への実用化が進みつつある.また,FRPは,既設鋼構造物の補修・補強材料としての適用も期待されており,近年,活発に研究開発が進められ,国内外で試験施工が実施されている.今後,FRPの効果的な活用をさらに促進する上では,それらの接合方法に検討すべき技術的な課題がある.
例えば,鋼連結板を用いたFRP部材の接合では,ボルトあるいはリベットによるせん断型支圧接合とすることが多いが,孔あけに加工精度が要求されるなど,施工上の制約を受ける.最近,より合理的な接合方法として,高力ボルトによる摩擦接合や,接着接合を併用した接合方法の検討も行われているが,それらの設計の考え方を整理する必要がある.
また,鋼部材の補修・補強を目的とした連続繊維シートあるいはFRP板の接着接合については,試験施工のほとんどは,対象部位をモデル化した予備実験を行い,接着面のはく離が問題にならないことを予め確認した上で実施されている.したがって,一般的な鋼部材に適用する場合には,はく離強度の適切な評価方法や,接着端部の処理によるはく離強度の向上策を検討する必要がある.また,これまでの施工事例は,許容応力度設計法に基づいて補修・補強設計が行われていることから,性能照査型設計法に適合させるためには,要求性能を明確にしておく必要もある.
そこで,本小委員会では,これらの技術的な課題に対して,施工事例や研究開発事例を整理し,FRPと鋼の接合部の評価方法を明らかにすること,また,性能照査型設計法に適合した照査体系を構築するための基礎資料を得ることを目的とする.
7.応募方法
本委員会に参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先住所,電話番号,FAX番号,E-mailアドレスのほか,本小委員会に参加を希望される理由や期待することを明記の上,E-mailで下記の宛先までお申し込み下さい.
8.公募の締切
2010年12月6日[月]
申込み先
複合構造委員会「FRPと鋼の接合方法に関する調査研究小委員会」(H211委員会)
幹事長 石川敏之
E-mail: ishikawa.toshiyuki.2e@kyoto-u.ac.jp
幹事長 石川敏之
E-mail: ishikawa.toshiyuki.2e@kyoto-u.ac.jp