■只川橋 |
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1.施設の概要
只川橋は、「下仁田ネギ(通称 殿様ネギ)」で有名な下仁田町と世界遺産の暫定リストに登録されている官営富岡製糸場がある富岡市とを連絡する橋梁である。現在の橋は、明治30年に隣接地に上信電鉄の南蛇井駅が開設されたことに伴い、木橋が架橋されて以来4代目の橋梁である。この橋の建設は大正15年2月に当該道路が県道として認定されたことから、昭和4年に架換工事が始まり、昭和6年に完成した。 その後、本橋は路線名が一般国道254号となったが、上信越自動車道の下仁田IC開設に伴う馬山バイパスの完成により、再び県道となっている。 只川橋の眼下を流れる一級河川鏑川は、小高い段丘を流れる河川であることから、地形的な条件から本県初の2ヒンジ鋼トラスアーチ橋が採用されたと思われる。リベット接合によるトラス造りの骨組構造は、見る人に軽快感と芸術的なイメージ与えている。 また、大理石で作られた大きな親柱は、人々の旅の安全を願う常夜灯つくりとなっている。このような古い歴史的を有し、地域のシンボルとなっている
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2.施設の諸元 |
2ヒンジ鋼トラスアーチ橋 橋長 L=82.4m 幅員 W=6.4m |
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