①煉瓦アーチ(その1) |
【施設の概要】
江戸時代(宝永年間)この辺りは、古利根川(現在の中川)、小合川(現在の大場川、小合溜)が入り込んだ複雑な地形を有しており、古利根川と小合川の逆流を防ぎ、水田の水源確保のため、さらに岩槻街道の流通路として樋門と橋が造られたと言われている。 現在の橋は、明治42年、弐郷半領用悪水路普通水利組合によって、『弐郷半領猿又閘門』として建造され、都内に現存する数少ないレンガアーチ橋であり、樋門としての機能も有していた。また、上流側と下流側でアーチの門数が異なる非常に珍しい構造である。 弐郷半領猿又とは三郷市付近(旧地名:弐郷半)の水利組合が葛飾区西水元(旧地名:猿ヶ又)に造った樋門ということで名付けられた。 昭和45年に下流側に道路橋である葛三橋が架設されたため、人道橋として現在も使用されており、埼玉県側から水元公園へのルートとして多くの人々が利用する地域のランドマークになっている。
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②煉瓦アーチ(その2) |
【施設の諸元】 |
橋長 = |
17.02m(築島部含まず) |
主径間 |
(上流側)3径間連続レンガアーチ (下流側)5径間連続レンガアーチ |
側径間 |
RCT桁橋 |
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③人道橋通行部
④位置図 |
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