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九州の近代土木遺産

轟 橋
区市町村

大分県
豊後大野市

完成年

1934年
(昭和9年)

形式

石造アーチ橋

諸元

橋長:68.5m、最大支間:32.1m

評価情報 奥武川の上流、傾山から伐り出した木を運搬するために、営林署によって敷設された森林鉄道のトロッコ軌道が奥嶽川を越える地点に架設された石造アーチ橋である。アーチ径間は右岸側が32.1m、左岸側が26.2mで、橋面までの高さは約27mである。右岸側の径間長は石造アーチ橋としては我が国最大である。

@ 道路橋への転用と拡幅
1955(昭和30)年に鉄道橋としての役割を終えたが、同年にRC床版による0.6mの拡幅がなされ、道路橋として使用されている。

A 基礎岩盤の補強
2016(平成28)年に発生した熊本地震では、アーチ左岸側を支える柱状節理の岩盤が崩落したが、アンカーの打ち込みとコンクリートブロックの設置によって岩盤の補強がおこなわれた。コンクリートブロックは景観に配慮してモルタル吹付がなされた。橋梁本体には被害はなかった。
資料 日本の土木遺産(改訂版)現存する重要な土木構造物2800選ウェブサイト
九州地域づくり協会ウェブサイト 土木遺産in九州(轟橋、出合橋)
轟橋・出合橋解説版
令和7年度 土木学会認定 九州の選奨土木遺産「轟 橋」
(写真)
轟橋全景

轟橋全景

@建設中の轟橋

@建設中の轟橋

A熊本地震による岩盤の崩落

A熊本地震による岩盤の崩落

Aアンカー、RCブロックによる修復後の様子

Aアンカー、RCブロックによる修復後の様子


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