小学校教職員を対象とする
第1回 防災教育実践研修会(東京)
■研修会のねらい
地震、洪水、土砂災害の多発する日本では、子どもの頃からの防災教育が不可欠です。単に防災意識を高めるというだけでなく、災害の危険性を理解する、災害が起きるのを予知する、あるいは避難のためのノウハウを身に付けることで、自らの命を守ることにもつながるからです。
しかし実際には学校教育の現場から「防災教育」が決して十分ではないという声が聞こえてきます。また教員の方々が自主的に防災教育に取り組もうと考えても、適切な教材さえ見つからないというのが現状ではないでしょうか。
そこで土木学会では、今春「日本に住むための 必須!!防災知識」という小学生を対象にした教師用の冊子付きDVDを発行。大変ご好評を頂きました。
今回の研修会は、その実績をふまえ、小学校の先生方にご参加頂き、「自然災害の知識」、「防災教育の必要性」を理解して頂くとともに、どんなレベルで、何を子供たちに教えたら良いのかを、専門家や被災地の教師の方を講師に招き学んで頂くものです。小学校教職員の皆様の参加をお待ちしております。
※当日はテキストとして、上記「日本に住むための 必須!!防災知識(小学校低学年・高学年)」を無料配布いたします。
■開催日程 : 平成17年8月26日(金)
■開催場所 : 社団法人 土木学会 講堂
■対 象 : 小学校教職員の皆さん
■募集定員 : 150名 (定員になり次第募集を締め切ります)
■受 講 料 : 無料
■主 催 : 社団法人 土木学会
■共 催 : 社団法人 日本土木工業協会
: 全国小学校社会科研究協議会
■後 援 : 文部科学省 国土交通省 消防庁 内閣府
■協 力 : NPO法人 e−flags
■土木学会案内図
・JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分
・地下鉄南北線「四ツ谷」駅の3番出口より徒歩3分
・地下鉄丸の内線「四ツ谷」駅より徒歩5分
■研修会プログラム
● 12時30分〜13時00分 開場・受付
● 13時00分〜13時05分 開会
● 13時05分〜13時20分 必須!!防災知識:小学校高学年用【土砂災害編】上映
● 13時20分〜13時40分 基本編
「講師」 古木 守靖 ((社)土木学会 専務理事)
「内容」 ・自然災害が多い脆弱な日本列島
・地形と自然災害の関係
● 13時50分〜14時25分 地震編
「講師」 堀 宗朗 (東京大学地震研究所 教授)
「内容」 ・地震はどうして起きるのか
・地震による被害の実情
〜どこで怪我をしたのか、どうして命を失ったのか〜
・小学生に伝えたい「地震から命を守るノウハウ」
・質疑応答
● 14時35分〜15時10分 水害編
「講師」 宮村
忠 (関東学院大学工学部土木工学科 教授)
「内容」 ・水害の種類
・怖い都市水害
・水害を予知する〜雨を観察しよう〜
・小学生に伝えたい「水害避難のためのノウハウ」
・質疑応答
● 15時10分〜15時25分 休憩
● 15時25分〜16時00分 土砂・火山災害
「講師」 草野 慎一 (国土交通省河川局砂防部砂防計画課 課長補佐)
「内容」 ・土砂災害とは何か/どうして起きるのか
・火山災害で注意すべき事
・危険な場所/危険の予知 〜普段から知ろう危険な場所〜
・小学生に伝えたい「土砂・火山災害から命を守るノウハウ」
・質疑応答
● 16時10分〜16時45分 被災地からの報告
「講師」 俵山 迪夫 (長岡市教育委員会生涯学習課社会教育指導委員/元小千谷市立東小千谷小学校校長)
「内容」 ・被災地の現状
・被災以前の防災教育/被災以後の防災教育
・防災教育の必要性
・質疑応答
● 16時45分〜16時55分 共催者挨拶
・松田 博康 (全国小学校社会科研究協議会 会長)
● 16時55分〜17時00分 閉会