論文番号
171著者名 下迫健一郎・高橋重雄・斉藤祐一・三浦裕信・H.Oumeraci
論文題目
消波型直立部を用いた高基混成堤の開発討論者
木村克俊(北海道開発局 開発土木研究所)質疑
消波型の直立部を用いることで波力低減が可能となることが示されているが、実際の設計では中詰めのないタイプでも直立部は自立すると考えてよいか。
回答
今回の実験条件の範囲では、中詰めなしで十分安定である。実際の設計では、波浪条件によって多少波力が変化するが、マウンドの高さやマウンド前肩幅を適切にとることにより、基本的には中詰めのない直立部で自立できると考えてよい。
討論者
古川浩司(間組)質疑
遊水室壁に作用する反射波の挙動について
回答
消波型高基混成堤の場合、通常の直立消波堤と違って大きい波はマウンド部で砕波するため、遊水室壁に作用する波はほとんど砕波後の波となる。したがって、その反射波は小さく、設計上問題となることはない。
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