論文番号
177著者名 清水琢三,鵜飼亮行,金山 進,川俣 奨,片山裕之
論文題目 混成堤マウンド近傍流速に及ぼす長周期波の影響
討論者 東江隆夫(大成建設(株),土木研究グループ 海洋・水理チーム)
質疑
マウンドの安定性が流速のみで議論されている.
長周期波の流速と短周期波の流速では,作用効果が
違うのではないか.
回答
本検討でのマウンド被覆材の安定重量の検討は,高橋ら(1990)および谷本ら(1982)を基にしている.これによると,被覆材の安定重量は,マウンド近傍での流速に依存しているとし,底面流速を基にした安定重量算定法が提案されている.
基本的には,被覆材の安定性は底面流速値に大きく依存すると考えられるので,流速の周期的な変動の影響については考慮せず,被覆材に作用する流速値のみで評価した.
ただし,短周期波と長周期波による影響の違いは,実験等による確認が必要であると思う.