論文番号
179著者名 神谷 昌文、渥美 洋一、國田 淳、関口 信一郎、
木村 克俊、平石 哲也、白石 悟、上田 茂
論文題目 長期波に対する荷役稼働率の評価法とその改善策
討論者 津金 正典((株)郵船海洋科学、技術部)
質疑
防波堤増設による抜本的対策は最重要かと思いますが、予算的に無理もあり、遅々として進まないのが現実です。
動揺抑止対策として、係留索の索数、材質の変更だけでなく、ビットの位置変更、強度アップあるいは陸上ウインチの設置等の対策も必要かと思いますが、いかがでしょうか。
回答
御指摘のとおりと考えます。
特に、ある程度利用船舶が特定しうる場合には、有効な対策となりうることが考えられます。なお、本稿においては、今回取り上げた苫小牧港のように、不特定多数の船舶が利用する公共岸壁が将来にわたり数多く整備されるような港湾では、抜本的対策とはなり難いとの考えから、その点を掘り下げた検討は行っておりません。