論文番号
23著者名 小田一紀・重松孝昌・横山真也
論文題目 一様水深波浪場に設置された鉛直板周りの流れ場の数値解析
討論者 合田良美(横浜国大)
質疑
(1) 図−8で鉛直板が設置されていないd/h=0のときにも波高が減衰しているように見えますが,その理由を教えてください.
回答
本数値解析モデルで,水面の位置を算定する際には水面を含むセルの流速を用いるが,この流速の決定方法に問題があるようである.これは,榊原が「ポーラスボディモデルによる透過性防波堤周辺の波動解析手法の開発(電力中央研究所報告);1992」で指摘しているとおりである.今後,検討する必要があると考えている.
質疑
(2)自由表面はMAC法的な扱いでしょうか?マーカーはあるのか?
回答
自由表面の取り扱い方は基本的にはMAC法です.ただし,流速の決定の仕方がMAC法によるだけで,マーカーは使っておりません.水面位置の決定は水面を含むセル内に流入・流出する流量より算定しています.