論文番号
231著者名 小田一紀・重松孝昌・野口達矢・武田将英
論文題目 汚濁防止膜周辺の物質拡散の高精度予測手法に関する研究
討論者 二瓶泰雄(東工大)
質疑
(1) 斜め方向に数値拡散が生じているか,検討はしたか?
回答
斜め方向の数値拡散については十分な検討は行っていない.図−9,図−10に見られるように,多少,斜め方向の疑似拡散が発生しているようである.今後,検討しなければならない問題であると考えている.
質疑
(2) 6-point法などの高精度スキームを用いてどの程度,実験値と合うのでしょうか?
回答
6-point法やSIMPLE法に基づく計算では,流向が急変するような場(特に,防止膜前面付近)で疑似拡散が大きく,濃度が過小評価されてしまう.その計算結果の一例は第49回年次学術講演会にて発表済みであるので,参照されたい.