論文番号
253著者名 宮崎早苗
論文題目 光学理論に基づく海域内物質濃度の逆推定法
討論者 青木伸一(豊橋技術科学大学建設工学系)
質疑
(1)物質の鉛直分布を考慮できるか?
(2)大気補正の方法は?
回答
(1)現在は鉛直方向に濃度一定としていますが,理論的には鉛直分布の考慮は可能です.次期研究ステップでは鉛直分布の考慮を行う予定です.
(2)大気状態を既知として,放射伝達理論にしたがって大気補正を行っています.
討論者 稲垣聡(鹿島技研)
質疑
LandsatTMを用いて精度のよい結果を出されているが,Landsatは飛来頻度に問題がある.NOAAは使えないか?あるいは他に利用できそうな衛星はないか?
回答
NOAAの場合,可視域センサが少ないので精度が落ちる可能性があります.これについては,今後検討していく予定です.なお,本手法は可視〜近赤外データであれば適用可能なので,他にも利用できる衛星はいろいろとあります.
討論者 上月康則(徳島大学建設工学科)
質疑
環境基準値を推定することができる可能性はありますか.
回答
物質の光学的特性が海水と異なるものであれば,理論的には推定可能です.