論文番号
263著者名 菅野高弘、宮田正史、三藤正明、稲垣絋史、及川研、飯塚栄寿
論文題目 平成7年兵庫県南部地震時の港湾・海岸施設の挙動に関する研究
討論者 津金正典(郵船海洋科学、技術部)
質疑
ケーソンの移動量は大型船の係留有無によって差異があるのでしょうか。
回答
岸壁ケーソンの移動は地震発生後約10秒で残留変位の90%以上に達していることから、係留中の大型船舶はケーソンの移動に伴って移動出来ないものと判断されます。
まず防舷材が圧縮され、その後、ケーソン及び船舶の強度の違いによって部材破壊を起こすものと考えられます。よって、ケーソンの移動量は船舶の有無によって異なるものと考えられます。