論文番号
42著者名 平石哲也・林恒一郎・栗田一昭・河野信二
論文題目 リ−フおよび港湾内における現地観測に基づく長周期波対策
討論者 東江隆夫 (大成建設(株))
質疑
荷役可能・不可能は港湾の形状のみでは決定できない.卓越する周期,振幅,形状,係留方式,方向等が重要である.防波堤の平面形状は風波で決定されるから,対策としての形状議論は難しい.
回答
御指摘の通り,荷役限界は港湾内の波高だけでは評価できない.今後は,総合的に荷役限界を判断できる指標を整備し,港湾形状決定時においてもそれらを考慮できるようにしたい.
討論者
質疑
1.図−5のセットダウン波は波浪成分の方向分散性は無視して計算したものか?
2.図−6のようにSt.2では,自由進行長波のみとして方向スペクトルを計算してよい根拠は何か?
回答
1.方向成分は無視し,単一方向波として計算している.
2.あくまでも近似計算であり,"計算できる" ではなく "計算して,近似的に長周期エネルギ−の伝播方向を評価した" ものである.