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界面を通した物質輸送過程の解明に関するWG
代表
中村由行(運輸省港湾技術研究所室長)
目的
水域の環境を考える上で,栄養塩,溶存酸素,有機物等の各種物質量を正確に評価,予測する必要がある。
近年,電子機器や光学機器等の進歩により,水中の流動場や物質の移動現象を精度良く数値計算,もしくは計測できるようになってきた。
しかし,それらの精度に比べ,境界条件となる水・堆積物の界面や水表面等の界面を通した物質輸送現象に関する予測値,計測値の精度は遙かに劣るのが現状である。
本ワーキンググループでは,界面を通した物質輸送現象の解明を目的として,各種水域に対して,計測技術の開発,実験的研究,現地観測およびモデル化を包括的に行うことである。
WGメンバー
朝位孝二(山口大学工学部講師)
井上徹教(九州大学大学院工学研究科助手)
江藤剛治(近畿大学理工学部教授)
角野昇八(大阪市立大学工学部教授)
重松孝昌(大阪市立大学工学部助手)
杉原裕司(九州大学大学院総合理工学研究科助手)
竹原幸生(近畿大学理工学部講師)
辻本剛三(神戸市立高専助教授)
東野 誠(大分高専土木工学科助手)
細井由彦(鳥取大学工学部教授)
平口博丸((財)電力中央研究所主任研究員)
吉岡 洋(京都大学防災研究所助手)
活動状況
昨年度より角野を研究代表者として「沿岸域砕波面での大気−海洋気体輸送機構の解明とそのモデル化に関する研究」に対して文部省科学研究費補助金を受けている。
本WGでは,水表面での気体輸送に限らず,底泥等の界面での物質輸送も含めた,種々の界面での物質輸送に関して調査,研究を行う。
現時点では,界面を通した物質輸送に関する研究の1つとして,水表面の気体輸送に関して研究の現状調査を行った。
これまでの研究の国際的な動向,および日本国内の土木関連分野における最新研究状況を取りまとめた。
今後,種々の界面に対する物質輸送現象の解明のため,メンバーの拡充も含めて発展させていく予定である.
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