アジアの海の国際秩序 ~持続可能な海上交通に向けて~

日時:2011年3月3日(木) 13:30-17:15

会場:国際文化会館 講堂 (東京都港区六本木5‐11‐16)
参加費:無料・同時通訳サービスあり
申込み:下記HPより直接お願いします。
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/op/research/20110303seminar.html

主催:東京大学公共政策大学院海洋政策教育・研究ユニット
共催:東京大学政策ビジョン研究センター

開催趣旨:近年、世界の輸送量に占めるアジア関連輸送のシェアは約5割と、活況を呈するなど、アジアの海上交通は世界経済の大動脈となっている。他方、アジアの海域の荷動きが増加することに伴い、航路の過密化が懸念されるとともに、地理的にも、海峡等の狭隘部や水深の浅い地域を有するなど航行安全の問題を有し、海難が発生すれば半閉鎖海であることから、沿岸の海洋環境にも大きな影響を及ぼす。しかも、沿岸国の治安情勢、統治能力は必ずしも安定しておらず、海賊・武装強盗等の危険性など航行の安全を危うくしている。 このように、アジアの海上交通は極めて脆弱な海域を舞台に辛うじて維持されており、様々な課題が複雑に絡み合っている。
 そこで、今回で第3回を迎える海洋政策教育・研究ユニット公開セミナーでは、アジア地域の海上交通に関わる多様な問題について、日本ではなかなかお話を伺うことができないアジアの主要ステークホルダーから、その戦略についてお話を伺うことで、アジア地域における持続可能な海上交通のあり方について、知見を深める場としたい。

プログラム
13:30-13:40 開会の辞
13:40-14:20 特別講演「東アジアにおける海上交通における戦略的課題」
シンガポール政府 Senior Specialist Adviser Mary Seet-Cheng大使
14:20-15:00 特別講演「(仮題)Maerskの東アジア戦略」
マースクライン 北アジア地区最高責任者 Tim Smith氏
15:00-15:15
  コーヒーブレーク
15:15-15:30 「(仮題)東アジア海上交通バナンスについて」
東京大学公共政策大学院 城山英明教授
15:30-15:45 「海上輸送リスクが地域経済に与える影響:
     シナリオ分析を用いたマラッカシンガポール海峡におけるケーススタディ」
東京大学大学院工学系研究科 加藤浩徳准教授
15:45-16:05 「釜山港の現状と開発戦略」
釜山港湾公社 副社長(港湾管理) Seong-Koo Hwang氏
16:05-16:25 「福岡(北部九州地域)の対アジア交流戦略」
福岡県商工部国際経済観光課 合野弘一氏
16:25-17:15 パネルディスカッション

このページの先頭に戻る