わが国では少子高齢化が進む中で、全国に過疎地域や被災地が拡大し、移動の
手段を持たない高齢者など、命を守る通院や日常の買い物に困難を抱える人々が
増え続けています。
この問題を解決するために、問題を抱える当事者、行政・社協職員、研究者、
福祉・介護・医療の従事者、バス・タクシー事業者、NPOなど、多くの関係者
が集まり、地域を超え、立場を超え、利用者と生活者の立場に立って「移動の問
題」を本音で語り合い、お互いを知り合い、解決策のヒントを得る「気づき」の
場として、本全国フォーラムを開催します。
【開 催 日】平成24年11月25日(日)10:00~16:30 受付開始9:30
【会 場】東京大学本郷キャンパス工学部 14 号館内(受付:入口左側)
〒113-8656 文京区本郷7-3-1
【参 加 費】3,000 円(当日会場でお支払いください)
【参加対象者】移動の問題を意識し、何とかしたいと考えている方々
〈主催〉NPO 法人全国移動サービスネットワーク(略称:全国移動ネット)
〈後援〉国土交通省、厚生労働省、全国社会福祉協議会、DPI 日本会議、市民福
祉団体全国協議会、日本福祉のまちづくり学会、日本地域福祉学会
(申請中を含む)
プログラム(予定)
【基調講演】
「豊かなくらしを支える『足』をみんなで『つくり』『守り』『育てる』ために」
●加藤 博和氏(名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻・准教授)
【分科会】
●第1分科会「地域公共交通をどう創るのか」
・座長:吉田 樹氏(福島大学)
・コメンテーター:宮崎 耕輔氏(香川高等専門学校)
地域交通を創るために、地域交通計画策定の取組みや、行政・住民・事業者等
が汗を流す事例を持ち寄り意見交換する。
(1)武蔵野市の交通計画と施策の実施
(2)南房総市の生活交通の再編・整備
(3)木曽町など、過疎地域交通の取組(NPO法人SCOP・富樫氏)
(4)「石巻地区災害移動支援連絡会」の取組(石巻移送レラ)
●第2分科会「生活を支える移動の新たな取組とビジネスモデル」
・座長:大井 尚司氏(大分大学)
・コメンテーター:加藤 博和氏(名古屋大学)
「地域のニーズに応える」⇒「地域の信頼をつくる」⇒「結果的にビジネスに
育っていく」という考えに立ち、新しい事業モデル、ビジネスモデルを持ち寄る。
(1)住民参画によるバス運行(徳島市応神ふれあいバス協議会)
(2)バス事業者の発表(兵庫・全但バス)
(3)神奈川県の住民主体の取り組み(かながわ移動ネット)
(4)コミュニティタクシー、乗り合い事業者、Q宅など (愛鶴タクシー)
●第3分科会「ズバリ!移動困難者のニーズはここにある」
・座長:猪井 博登氏(大阪大学)
・コメンテーター:大森 宣暁氏(東京大学)
高齢者や障がい者の介護、医療、子育てなどで利用者に寄り添うセクションに
はどのようなニーズが寄せられているのか。ニーズとそれに応える取り組みの
実態を知る。
(1) 介護保険(移送)事業者から見た移動ニーズとサービス実態((有)ほほえみ・貞包氏)
(2)ケアマネジャーから見た地方部における移動ニーズ(伊勢まごころ)
(3)障害児・者の支援現場から(NPO法人療育ねっとわーく川崎)
(4)久留米市のタウンモビリティ(高齢者快適生活つくり研究会)
★ご案内チラシ、申込書は下記からお願いします。
http://www.zenkoku-ido.net/121125zenkokuforamu.pdf