筑波大学・まちづくりシンポジウム
「公務員宿舎のこれまで、これから 〜宿舎一斉廃止を考える〜」
筑波研究学園都市の建設が閣議了解されて今年で50年目になります。
「陸の孤島」といわれた筑波研究学園都市には約7700戸の公務員宿舎が
建設され、移転生活を支えてきました。建設から約40年間に宿舎地区では
緑豊かな都市景観やユニークな教育環境が育まれ、つくばのアイデンティ
ティ形成に寄与してきましたが、近年、建物老朽化や空室増加が進み、
6年をかけて約2000戸の宿舎を順次廃止し、まちが更新されつつあります。
このような中、昨年11月末に財務省は全国の公務員宿舎の削減計画を
発表し、つくば市内では追加で約2500戸の宿舎が2年以内に廃止される
ことになり、大きな影響を及ぼすと予想されます。
そこで、筑波大学システム情報系社会工学域都市計画分野では、
廃止対象を含む現存宿舎約5000戸の居住者アンケート調査を含む
調査研究を実施しました。この調査報告とこれからのつくばの
まちづくりを考えるシンポジウムを開催します。ぜひご参加ください。
■筑波大学・まちづくりシンポジウム
日時:2013年7月6日(土)13時-16時半(12時半開場)
会場:つくば国際会議場(つくば市竹園2-20-3 ) 中ホール300
http://www.epochal.or.jp/access/index.html
※車でご来場の際は近隣有料駐車場をご利用ください。
参加費:無料(申し込み不要)
問い合わせ先:
筑波大学システム情報系・山本幸子 sachiko@sk.tsukuba.ac.jp
■プログラム
13:00-13:20 挨拶・趣旨説明
13:20-14:25 大学院生による調査報告
・宿舎廃止による空間変化に関する分析
・宿舎地区の住環境評価と防犯対策に関する分析
・人口動向・施設需要・不動産市場への影響に関する分析
14:25-14:45 休憩
14:45-16:20 パネルディスカッション「公務員宿舎のこれまで、これから」
16:20-16:30 まとめとお礼
■パネリスト
・蓑原計画事務所所長・蓑原敬氏
公的教育研究施設しか考えなかった計画を、円満な
科学都市整備に切り替える第二段階の計画と科学万博の
計画に関与した経験を省みて・・・成熟社会の都市計画を
考える立場から
・日本開発構想研究所理事・小畑晴治氏
地域再生と防犯性を意識したまちづくりの立場から
・リビタ常務取締役・内山博文氏
地域資源の継承・活用を考える民間事業者の立場から
・筑波大学システム情報系教授・谷口守氏
持続可能な都市計画を考える立場から
・コーディネーター:筑波大学システム情報系准教授・藤井さやか
■調査主体
・平成25年度科学研究費基盤研究(A)「老朽化する都市インフラ
の選択集中整備に関する理論・実証研究」(研究代表者大澤義明)
・筑波大学システム情報工学研究科社会システム工学専攻
(大学院修士課程)開講「都市空間のフィールドワーク演習」
・ 筑波大学 社会貢献プロジェクト/エコシティ推進経費事業
●案内URL
http://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/topic20130624.html
●ポスターPDF
http://www.sk.tsukuba.ac.jp/PPS/pdf/topic20130624.pdf