日本の高速道路の交通渋滞
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現在,日本の高速道路で生じる渋滞の6割がサグ(勾配が下り坂から上り坂へと変化する場所),2割がトンネル入口で発生しています.土木計画学における交通流観測の蓄積と理論解析により,サグ渋滞の主な発生要因は,道路の縦断勾配の変化と車両が前方車に追従して速度と車間距離を調整する挙動(追従挙動)特性であることを突き止めました.現在,付加車線設置方法の工夫やLED制御による視覚的誘導,さらに自動運転の要素技術の一つACC(Adaptive Cruise Control)の活用など,多角的にこの解決へ向けた研究・技術開発が行われています.
関連リンク
http://www.nilim.go.jp/lab/qcg/japanese/2reserch/1field/36smoothingsag/
(大口 敬:東京大学)