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土木パンフレットシリーズ

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「港のやくわり」 について

 

みなさんにとって、
「港」は、訪れることの少ない、
“なじみがないもの”かも知れません。

しかし、輸入に頼る今のわたしたちにとって、
「港」は“なくてはならないもの”となっていることを
ご存じでしょうか…?

ここでは、そのことについて、
少し考えてみたいと思います。

 

いまの日本の私たちは、
たくさんのものを外国から「輸入」しています。

そして
その輸入するモノの99パーセントが、
"港"を通じて、やってきます。

だから…

重量を基準にして考えると、
輸入品全体の99%が港からの輸入品です。
港に比べて飛行機での輸入品は圧倒的に少なく、
輸入品全体の1%程度となっています。

もしも「みなと」がなかったら…

家の明かりは消えてしまいます。

家で使う「電気」のほとんどは、
石油や石炭、ウランなどを使って作られています。
そして、石油や石炭等は全て、港を通じて、
外国から運ばれてきているのです。

もしも「みなと」がなかったら…

スーパーから、ほとんどのものが、消えてしまいます。

スーパーマーケットに並んでいる食べ物や
雑貨品などの大半が、海外から輸入したもの、あるいは、
輸入したものを使って作られているものです。

もしも「みなと」がなかったら…

まちのクルマもバスも、全部とまってしまいます。

クルマのためのガソリンのほぼ100%が、
港を通して、外国から輸入されています。

…つまり

もしも"港"が無くなってしまうと、
今の私たちは、
"普通の暮らし"ができなくなってしまうのです。

だからこそ、
ちゃんとした"港"をつくり、まもっていくことは、
わたしたちの暮らしのために、
とても大切なしごとなのです。

"港"について何か見聞きする機会があれば、
そんなことも少し、思い起こしてみてください。

 

 

 

 

 


港をつくり、まもる仕事はしばしば
"港湾行政"、"港湾土木"などと呼ばれています。

 


Japan Society of Civil Engineers

illust:新森紀子

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