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土木学会創立90周年記念出版
　2004年は，土木学会初代会長・古市公威の生誕150年にあたります。本書は，古市が指導した明治から昭和初頭に至る「近代第一期国土づくり」について，古市の活動と関連させながら詳しく紹介しています。
　古市は，「将ニ将タル人ヲ要スル場合ハ土木ニ於テ最多シ」と述べ，土木工学の総合性を強く主張しています。今日は，時代の大きな転換期であり，持続可能な発展が求められています。新たな国土づくりを進めるにあたり，近代土木工学の原点に立ち返って考え直すことは重要なステップであり，本書はそのための有益な示唆を与えてくれる内容となっています。

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