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基調講演会

平成24年9月6日(木)13:30〜14:15 名古屋大学 豊田講堂

会長講演
小野 武彦 清水建設(株)特別顧問
小野 武彦 ONO Takehiko
第100代土木学会 会長
学会歴
昭和63年12月 正会員
平成6 年11月 フェロー会員
平成10〜11年度 吉田賞選考委員
平成17〜18年度 理事
平成18年度 副会長
平成20〜21年度 調査研究部門 建設マネジメント委員会
副委員長
平成22年度〜 同上
顧問
 
職歴
昭和43年3月 北海道大学 工学部土木工学科 卒業
昭和43年4月 清水建設(株)入社
平成12年6月 執行役員 北海道支店長
平成17年6月 取締役専務執行役員
土木事業本部土木営業統括
平成19年4月 代表取締役専務執行役員
土木事業本部長
平成20年4月 代表取締役副社長

講演題目:
「人・組織・技術の総合化で巨大災害に立ち向かう ─調査・提言から具現化の場へ─」

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、はや1年3ヶ月の月日が流れました。立ち遅れていた復旧・復興への活動も具体化しつつあります。我々社会資本整備に携わるものとして、震災直後から、さまざまなかたちの復旧支援や、調査・提言をおこない、現在も福島第一原子力発電所の事故収束に向けた対応、ガレキ処理、除染業務、復興に向けたインフラ事業等に取り組むことで社会的使命を果たしています。
 私達は長年にわたって自然災害の洗礼を受けながら技術の質を高めつつ全国的な防災施策を実施するとともに、国土の発展をめざし、交通体系の整備、都市再開発などに貢献してきたと自負しております。
 しかし、東日本大震災によって明らかにされた教訓をどの様に活かして、今後予想される巨大地震を初め、様々な自然災害に立ち向かうかが問われています。そのためには、我々は何をすればよいのか、土木界が一丸となって社会に貢献するためにはどうすればよいのかが問われており、それに応えて「人・組織・技術の総合化」を訴えたい。
 戦後復興並びに経済成長を経て、成熟社会を迎え、社会のニーズも多様化し、それに呼応する様に事業の進め方の変化、技術が高度化・深化し、専門性の高まりから専門分化の傾向が顕著になってきています。その結果、知らず知らずのうちに「垣根」、「隙間」が生じ、その弊害が散見され、多くの識者が、「土木技術の総合化」を指摘されてこられました。これは、東日本大震災の発生を受け、今まで以上に土木界に限らず工学全体の共通認識となっています。
 さて、過去の社会資本整備の事例を学ぶと、われわれの先輩方は、その目的並びに計画から設計・施工までを総合的にマネジメントしてこられました。土木工学の発展の過程で専門分化する事は当然の事とは云え、改めて「使う人」、「計画する人」、「造る人」の三位一体の重要性を強調したい。広く社会に通じた幅広い見識 と、全体を俯瞰できる能力、さまざまなパーツである専門分野を繋ぎ、システムとしてまとめあげるコーディネート力を併せ持った技術者群とそれを可能にする組織、更に個々の技術を高める活動を展開したいと思います。この事が国際社会で貢献できる人材の育成にもなると思います。
 今まで私達は長年にわたって多くの技術を蓄積し、人材を育て、営み続ける社会の建設に取り組んできましたが、今日の教訓を活かし、今年度は、今までになされた調査・提言から一歩踏み出し、お互いの行動半径を拡げ、「垣根」、「隙間」を取り除き、わが国全体に高まっている大規模自然災害の備えに対する要請に応えたい。

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特別講演

平成24年9月6日(木)14:15〜15:00 名古屋大学 豊田講堂

五百旗頭 真

五百旗頭 真 IOKIBE Makoto
復興庁復興推進委員会委員長
(公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 理事長)


講演題目:「東日本大震災と復興」

1969年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。2000年神戸大学大学院法学研究科教授、2002年米国ハーバード大学客員 研究員、2006年防衛大学校長を歴任し、2012年より熊本県立大学理事長。法学博士。政府委員会では2004年小泉内閣「安全保障と防衛力に関する懇談会」委員、2011年内閣府復興構想会議議長、2012年復興庁復興推進委員会委員長(現職)などの重責を担う。現在、ひょうご震災記念21世紀研究機構など多数の公益財団の理事長・理事なども兼務する。著書に「米国の日本占領政策−戦後日本の設計図」(中央公論社)「日米戦争と戦後日本」(大阪書籍)「占領期−首相たちの新日本」(読売新聞社)など多数。吉田茂賞などを受賞。

全体討論会

平成24年9月6日(木)15:15〜17:15 名古屋大学 豊田講堂

テーマ 「巨大災害とどう向き合うか ─東海・東南海・南海地震への備え─」

開催目的
国土整備を担う私たちは東日本大震災で、我々の国が自然災害大国であると再認識すると共に、防災への様々な教訓を得ました。未曾有の巨大災害には、これまでの個別の土木技術だけではなく、技術分野間連携や市民連携が必要です。防災・減災へ向けた、土木技術・市民連携・防災教育のあり方をシステムとして議論することが求められています。


討論内容
昨年巨大災害のすさまじさを目の当たりにして、生命をなんとしてでも守り、この国が持続的に発展する基盤を保全することが国土のデザイナーであるわれわれの最大の責務であるとの認識を新たにしました。一方、地球温暖化による気候変動に伴う「天変」、巨大地震などの「地異」が生起する確率は高まっています。起こるべき事態を賢く描き、技術や社会の仕組みなどを取り込んだ総合力で対応する術を備えることが必要です。連鎖する危機と直面せざるを得ない緊急事態に対して、様々な力を結集することへの率先的行動と役割を考えます。



全体討論会講師の紹介
辻本 哲郎 [コーディネーター] 辻本 哲郎 TSUJIMOTO Tetsuro
名古屋大学 教授

1978年京都大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学・1978年京都大学工学部助手。
1984年金沢大学工学部助教授、1997年名古屋大学大学院工学研究科助教授、1998年名古屋大学大学院工学研究科教授、現在に至る。2002〜2005年東京大学大学院工学系研究科教授(併任)。専門は、水工学、河川生態学、流域圏管理学。
家田 仁 [パネリスト] 家田 仁 IEDA Hitoshi
東京大学 教授

1978年東京大学工学部土木工学科卒業・日本国有鉄道入社。1984年東京大学助手、1986年東京大学助教授、1995年東京大学教授、現在に至る。国土交通省の国土審議会、社会資本整備審議会、交通政策審議会などの委員を務める。専門は、交通学、都市学、国土学。2011年から土木学会副会長(防災担当)。
大村 秀章 [パネリスト] 大村 秀章 OHMURA Hideaki
愛知県 知事

1982年東京大学法学部卒業・農林水産省入省。1996年より衆議院議員(5期)。内閣府副大臣、厚生労働副大臣、衆議院決算行政監視委員長などを経て、2011年より現職。
金子 剛一 [パネリスト] 金子 剛一 KANEKO Takekazu
中日本高速道路株式会社 代表取締役社長CEO

1968年明治大学大学院商学研究科修士課程修了・住友スリーエム株式会社入社。2001年同社常務取締役、2003年同社代表取締役副社長などを経て、2010年より現職。
佐藤 直良 [パネリスト] 佐藤 直良 SATO Naoyoshi
国土交通省 技監

1977年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。建設省入省、荒川上流工事事務所長、四国地方整備局河川部長、中部地方整備局長などを経て、2011年より現職。
高橋 哲夫 [パネリスト] 高嶋 哲夫 TAKASHIMA Tetsuo
小説家

1975年慶應義塾大学大学院修士課程修了・日本原子力研究所研究員。1979年日本原子力学会技術賞受賞。カリフォルニア大学に留学後、作家に転身。「メルトダウン」で第1回小説現代推理新人賞など受賞多数。阪神・淡路大震災時神戸で被災して以降、「M8」「TSUNAMI」「東京大洪水」「巨大地震の日」「アニマート」、「震災キャラバン」(以上集英社)、「巨大地震の後に襲ってきたこと」(宝島社)などの作品を通じて防災の啓蒙を行っている。最近刊は「首都感染」(講談社)など。
松田 曜子 [パネリスト] 松田 曜子 MATSUDA Yoko
NPO法人レスキューストックヤード 理事
(関西学院大学災害復興制度研究所 特任准教授)

2007年京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了・京大防災研究所にて地域コミュニティでの災害に対する備えに関する研究に従事。レスキューストックヤード事務局長を経て、2012年より現職。2007年能登半島地震、2009年山口県豪雨等での被災者支援にあたり、東日本大震災では日本財団ROADプロジェクト事務局として延1,500人の足湯ボランティアを被災各地に送った。

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交流会(学生を含む)

名古屋東急ホテルイメージ 9月6日(木)18:15〜19:55
名古屋東急ホテル3階 大宴会場 ヴェルサイユ
日時:平成24年9月6日(木)18:15〜19:55
会場: 名古屋東急ホテル 3階 大宴会場 ヴェルサイユ
(名古屋市中区栄4-6-8 TEL/052-251-2411)
参加料: 一般6,000円 学生3,000円
(お申込み締切日以降:一般6,500円、学生3,500円)


交流会 申込用ページ


パネル展示

全国大会パネル展「土木がつなぐ中部の未来」

9月5日(水)〜7日(金) 名古屋大学 東山キャンパス ES総合館


土木コレクション2012

9月5日(水)〜7日(金) 名古屋大学 東山キャンパス ES総合館


International Programs(国際関連行事)

Roundtable Meeting PDF

The 14th International Summer Symposium PDF


9月5日(水)、6日(木) 名古屋大学 東山キャンパス

JSCE Annual Meeting International Program focuses on current issues and challenges facing the civil engineering profession.
All registrants of the annual meeting are cordially invited to participate in the international program. Please take this opportunity to meet and share ideas and opinions with engineering professionals from around the world.

国際関連行事として、期間中に英語による以下の行事を実施いたします。全国大会登録者であれば、どなたでも参加できます。ふるってご参加ください。


  1. International Roundtable Meeting-Part 1(ラウンドテーブルミーティング(第1部))
    Topic:"Multilateral Cooperation / Collaboration in Developing Disaster-Resilient Infrastructures”
    (国土防災・減災計画および社会資本整備の多国間協働に向けて)
    Date:Wednesday, September 5
    Time:13:30〜17:00
    Venue:Nagoya University, Higashiyama Campus, E & S Building (E & S Hall)
    (会場:名古屋大学東山キャンパス ES総合館(ESホール))

  2. International Roundtable Meeting-Part 2(ラウンドテーブルミーティング(第2部))
    Topic:"Multilateral Cooperation/Collaboration in Developing Disaster-Resilient Infrastructures”
    (国土防災・減災計画および社会資本整備の多国間協働に向けて)
    Date:Thursday, September 6
    Time:9:00〜12:00
    Venue:Nagoya University, Higashiyama Campus, E & S Building (E & S Hall)
    (会場:名古屋大学東山キャンパス ES総合館(ESホール))

  3. The 14th International Summer Symposium(第14回インターナショナルサマーシンポジウム)
    Date:September 5(Wed)-6(Thu)
    Venue:Nagoya University, Higashiyama Campus
    (会場:名古屋大学東山キャンパス)

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映画会

詳細PDFは、こちら


9月5日(水)〜9月7日(金) 名古屋大学 東山キャンパス IB電子情報館

 土木技術映像委員会では、前回大会に引き続き、3日間連続で映画会を開催致します。シンポジウムテーマや情報資料部門合同研究討論会テーマ「東日本大震災アーカイブサイトの展開」と連動し、これまでに収集した東日本大震災の記録映像を中心に、東海地区の災害ミニ特集など、たくさんの優れた映像を上映致します。


百周年記念討論会

詳細PDFは、こちら


9月6日(木)9:00〜12:00 名古屋大学 東山キャンパス IB電子情報館 IB大講義室

 土木学会は、2014年に創立100周年を迎えます。この100年の間、土木学会、ひいては、我が国をとりまく環境が大きく変化し、土木に求められる社会的な要請もまた大きく変化してきています。土木学会は、100周年を迎えるにあたり、この大きな変化の中で、これからの土木が何をビジョンとし、何をなすべきかを考えるための「100周年事業」を、2010年度から2014年に向けて精力的かつ持続的に展開していくこととしています。
 全国大会は、全国から多くの会員が集まり、会員間の意見交換、並びに情報共有の場として絶好の機会であり、2010年度(北海道)では、『「土木」の原点と百周年』と題してキックオフ討論会を、2011年度(愛媛県)では、「市民工学への回帰」と題して土木の総合性について討論会を開催致しました。
 2012年度は、百周年を迎えるにあたって、「土木界・土木学会は、これまで何をしてきたか、これから何をすべきか」と題して、市民、マスコミと土木界の代表者が土木の来し方を振り返り、行く末を語りあう討論会を開催致します。


第1部「土木・土木技術者のこれまでを振り返る」

 内 容:土木学会の諸活動のうち代表的な支部活動について報告していただくとともに、土木技術者の現状について企画委員会から報告し、会場の方々と意見交換する。

 時 間:9:00〜9:45


第2部「土木界・土木学会は、これまで何をしてきたか、これから何をすべきか」

 内 容:市民、マスコミは、土木が行ってきたことをどのようにみているのか? どのように評価しているのか? そして、今後何をすべきなのか? 市民、マスコミの方と土木界の関係者がパネルディスカッション形式で討論する。

 時 間:10:00 〜 12:00


アンサンブルシヴィル演奏

詳細PDFは、こちら


9月6日(木)12:50〜13:20 名古屋大学東山キャンパス 豊田講堂


自然災害軽減に関する 建築学会・土木学会合同国際ワークショップ

9月13日(木)9:00〜12:30 名古屋大学 ES総合館2階ES025講義室

詳しくは http://committees.jsce.or.jp/kokusai/node/16

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