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「岩盤崩壊の考え方」に関する講習会
土木学会岩盤力学委員会は、岩盤斜面に関連するさまざまな工学的問題に取り組んできました。その間、いくつかの大規模な岩盤崩壊事故を経験し、全体の公共投資削減の中で,社会の「安全・安心」への要求に答えるため、どのような社会資本をどのように整備すべきかという議論が避けられない状況になりつつあります。
岩盤斜面は、その成因からして多種多様で、その挙動はきわめて予測しがたいものであります。すなわち,岩盤内部には、断層・節理など多くの不連続面を含み、風化・劣化の影響をつよく受けていることもその挙動を複雑化している原因の一つであり、その崩壊現象は、予測が極めて難しいものの、崩壊したときの影響が大きく、社会資本整備の手順・方法を検討する場合の最もよい事例です。
このように、問題点が不明確で技術的な判断を強く必要とされる岩盤斜面問題に対し、小委員会では岩盤斜面の調査・試験法、得られた結果の評価方法、安定性の評価方法としてのリスクの考え方および対策工法選定について研究面、実務面で検討を続けてきましたが、このほどその成果を「岩盤崩壊の考え方」として発刊の運びに至りました。特に,今回の成果は,CD-ROMとすることにより,誰でもが簡単に最新の技術情報を収集・整理できるように,ブラウザー形式の採用に,その特徴があります。
本講習会は、このCD-ROMの解説を行うとともに、岩盤崩壊に対する斜面の調査・試験のやり方、結果の評価の仕方、それらの対策工への生かし方などについて本書を使いながらより具体的に講習を行いますので、岩盤斜面調査、解析、設計、施工に携わる技術者にとっては、有意義な講習会になるものと思われます。多数のご参加をいただきますようご案内申し上げます。
- 主催
- 土木学会北海道支部
- 後援
- 土木学会岩盤力学委員会
- 開催日
- 2005年6月15日(水) 13:00〜17:00(開場12:30)
- 場所
- 札幌市教育文化会館
(札幌市中央区北1条西13丁目 TEL 011-271-5821)
- 参加費
- 会員 8,000円、非会員 10,000円、学生 4,000円
- テキスト
- 「岩盤崩壊の考え方」
- 定員
- 100名
プログラム
プログラム
(*プログラム、講師等が変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。)
13:00〜13:10 |
開会挨拶 |
土木学会北海道支部長 |
13:10〜13:50 |
岩盤崩壊の特徴とその調査と解析 |
山口大学
進士 正人 |
13:50〜14:30 |
岩盤崩壊の予測とリスク評価 |
日本工営
小俣新重郎 |
休憩 |
|
14:50〜15:30 |
モニタリング技術および
落石実験と数値シミュレーション |
ドーコン
川北 稔 |
15:30〜16:10 |
調査・設計と対策事例
(CD-ROMの使い方) |
明治コンサルタント
島内 哲哉 |
16:10〜16:50 |
えりも岩盤斜面崩壊について |
北海道開発土木研究所
伊東 佳彦 |
16:50〜17:00 |
今後の展望 |
京都大学
大西 有三 |
申込方法
参加を希望される方は
- 参加者氏名
- 会員種別
- 勤務先・所属
- 連絡先 (郵便番号・住所及び電話・FAX番号)
- 送金予定日
(事前に払い込みください。入金を確認後、テキスト引換券を送付いたします)
を明記し、事前に下記事務局宛FAXにてお申し込みください。
*銀行口座:新生銀行札幌支店(普通)口座番号 3293929
口 座 名 社団法人土木学会北海道支部
*郵便振替:口座番号 02760-6-20603
加入者名 社団法人土木学会北海道支部
申込用紙のダウンロード
講習会申込書 (PDF) ※Adobe Acrobat Readerが必要です。
申込・問合先
〒060-0061
札幌市中央区南1条西2丁目南一条Kビル8F
土木学会北海道支部事務局(TEL/FAX共用 011-251-7038)
申込締切日
2005年6月8日(水)
- <お問合せ先>
- 支部事務局
〒060-0061
札幌市中央区南1条西2丁目 南一条Kビル8F
- TEL:011-261-7742
- FAX:011-251-7038
- e-mail:hjsce@olive.ocn.ne.jp