地下構造物の耐震性能照査と地震対策ガイドライン(案)講習会のご案内土木学会地震工学委員会「地下構造物の合理的な地震対策研究小委員会」では,3 年間に亘る活動の成果として,「地下構造物の耐震性能照査と地震対策ガイドライン(案)」をこの8 月に刊行の運びとなりました. 当小委員会では,9 月中旬から10月にかけて,このガイドライン(案)の講習会を開催いたします.開催日時等は,下記に示すとおりでございます.本書は,地下構造物の新しい耐震設計・地震対策のあり方についてまとめたものであり,『ガイドライン編』,『資料編』,『研究成果編』の3部から構成されます.『ガイドライン編』は,時刻歴動的解析を主体にした『地下構造物の新しい耐震設計・対策のあり方』に関する提言を取りまとめたものであります.『資料編』では,地震被害事例や対策事例等の調査結果を収録し,『研究成果編』では,本小委員会の最新の研究成果を取りまとめております.本書は,企業において耐震設計に携わる技術者,官公庁において地下構造物の管理・防災対策に関わる方,さらに教育機関で耐震設計について学習する学生にとって有益な手引書となるものであると考えております.つきましては,多くの方々に講習会にご出席賜り,貴重なご意見を頂戴できれば幸いでございます.ご多忙中とは存じますが,何卒よろしくお願いいたします. なお,今回のガイドラインには北海道の都市開発では不可欠なビルと地下道の接続問題など,地域にとっての有用な情報が数多く記載されており,詳細な説明も予定されております.積極的なご参加を希望しております.
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