組織紹介
土木学会 北海道支部
- 土木学会北海道支部 支部長挨拶
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このたび、支部長を務めることになりました株式会社ドーコンの太田と申します。土木学会の発展のために尽力してまいりますので宜しくお願いいたします。
土木学会は本年11月に100 周年を迎えます。これを機に、これまでの100年の歴史を振り返り、そして今後100 年の世界を見通し、「土木学会」さらに、われわれ技術者は何をなすべきか熟慮すべき時であります。
私たちを取り巻く環境を見ていきますと、近年頻発する自然災害への対応、急速に老朽化する社会インフラの戦略的な維持管理・更新、地域の成長力を高めるためのインフラ整備など、解決すべき課題は山積しております。厳しい財政状況下のなかでありますが、これらの課題に着実に対応していくことが肝要であり、各種技術分野、産官学の多くの叡知が集結する土木学会の役割は今後ますます重要になってくるものと考えております。
今一度、市民のための工学という土木の原点に立ち戻り、わたしたちが地域の課題と真摯に向き合い、公共性・地域性を考慮しながら叡知を集結して問題の解決に当たる姿勢を貫いていきたいものです。
さて、100周年を迎えるにあたって、北海道支部におきましても本部と連携し、多くの事業を予定しています。主な取り組みとして、東北支部との共催による「東日本大震災調査成果報告会」を昨年度は釧路・札幌で開催し、今年は函館で開催する予定です。
さらに、若手技術者の活性化を目指した「交流サロン」の実施、市民との交流事業として「土木カフェ」「土木コレクション」などを精力的に実施していく予定です。
また、支部活動は、より会員に近い立場で活動を行うと同時に、広く一般の方々に土木の役割や重要性を知っていただく活動を行っています。
市民を対象とする見学会や体験講座などのほか、平成24度よりFacebookによる「シビルネット北海道」というサイトを立ち上げました。会員相互の交流や市民へのPRの活動のほか、若手技術者の交流の場として活用されることを期待しております。
一方、土木学会の足元を見ると、ここ数年、学会会員の減少傾向が大きな課題となっております。学会の事業運営も時代の変化に柔軟に対応していく必要がありますが、皆様方には、引き続き新会員の加入促進につきましてご協力をお願い致します。
最後になりますが、土木学会100周年のふしめにあたり、支部活動のさらなる活性化に努めてまいりますので、皆様のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ、就任のあいさつとさせていただきます。
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