■全体 |
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1.施設の概要
千葉県営水道創設当時に建造され、すでに70年以上経過した施設であるが、現在でも千葉市内の配水を担う貴重な施設である。構造は、梁・柱式で鉄筋コンクリート製の円形配水池であり、現在では珍しいものとなっている。
また、配水地上面には芝による緑化を施しているほか、正面階段部分や上部の水位観測施設に意匠を施すなど、デザインにも工夫され、周辺環境との調和したシンプルで力強い印象を与えている。
なお本施設は、平成15年に土木遺産に選奨された「千葉高架水槽」と隣接しており、毎年春ごろの一般開放の際には、当時の土木技術を伝える貴重な施設群となっている。
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■入口 |
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2.施設の諸元 |
所在地: |
千葉市中央区矢作町670 |
完成年: |
昭和12年2月 |
構造形式: |
梁・柱式円形水槽(半地下式)
直径29.0m、有効水深4.3m、有効容量2,770m3
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受賞理由: |
(1)完成から70年以上経過した現在も供用している施設。
(2)鉄筋コンクリート製の梁・柱式円形配水池という珍しい構造を持つ。
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管理者: |
千葉県水道局 |
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■突起部と高架水槽 |
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