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栃木県黒磯市・那須町 |
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平成14年度認定(2002年) |
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所在: |
栃木県黒磯市・那須町 |
竣工年: |
昭和7年 |
構造形式等: |
バランスド・アーチ |
授賞理由: |
周囲の景観と調和のとれた鋼製バランスド・アーチで、県下有数の名橋 |
管理者: |
栃木県 |
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東北自動車道の那須ICを降りて、那須町から黒磯市へ入るところの那珂川に架けられているが、栃木県下有数の名橋、晩翠橋です。
この晩翠橋は、昭和7年に那珂川の清流を一またぎするように架けられたブレースドリブ・アーチの上部(上路)に県道が走っています。
そのため、道路上からは渓谷美に溶け込んだ橋の美しさは見えにくくなっていますが、
川原に降り立つと緑豊かな渓谷の木々とのコントラストがアーチ橋の優美さと力強さを際立たせています。
この晩翠橋は、5代目の橋で、初代は明治17年の陸羽街道工事で架けられました。
晩翠橋の名の由来は不明ですが、晩翠には「冬になっても木々の緑が変わらない」という意味があります。
晩翠橋は、関東と東北を結ぶ国道4号線として長く物流の大動脈を担ってきましたが、現在は一般県道として地域の幹線道路の役目を担っています。
夜間にはライトアップも行われており、那珂川の渓谷美に映える幻想的な空間づくりにも一役かっています。
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