日本は世界の中でも地震が非常に多い国で、以前は超高層ビルや長大橋の建設は非常に難しいと考えられてきました。しかし、コンピューターをはじめとする科学技術の発展によって、地震の性質や橋への影響などを詳しく調べることができるようになり、大きな地震にも耐えられる長大橋がつくられるようになりました。
名勝鷲羽山を守るため、世界初の4つ目トンネルにしました。
左:最初に考えていた切工工法 右:写真では道路用トンネル2つしか見えませんが、この下に鉄道用トンネルが2つあります。
海中工事では、瀬戸内海の豊かな水産資源や漁業に与える影響を調べ、にごりなどの環境に与える影響を最小限にするように配慮しています。
工事によって変化した地形は、できるだけもとの姿に戻すことが大切です。特に巨大なアンカレイジの周囲などはめだつので、これらの印象をやわらげるための緑化も行っています。