東京湾アクアライン
そのむかし、人類は雨や風をしのぐため洞窟の中に住んでいたと言われています。
やがて人々は、鉱石を掘ったり、お墓をつくったり、農業用水を引くために穴を掘るようになりました。
かたい岩やくずれやすい地盤に穴を掘ることはとても苦労が多く危険な作業でしたが、人々はいろいろな工夫をしながら穴を掘りつづけたのです。
今から約200年前に船が通るための運河がヨーロッパで発達し、その後、鉄道や道路などの交通機関のためのトンネルがつくられ、穴を掘る技術も進みました。トンネルは水道や下水、発電所、天然ガスや石油をたくわえておく基地など、私たちの生活を支える施設として今もあちこちに掘られています。