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環境賞

Outstanding Civil Engineering Achievement Award

2006年(平成17年度) Iグループ

橋脚基礎杭の施工における分級システムの活用〜大量建設汚泥の減量化と再資源化による環境保全〜

Application of Soil Classification System to the Construction of Bridge Pier Fondation Piles - Environmental Protection by Reducing and Recycling Construction Generated Soil on a Large Scale

橋脚基礎杭の施工における分級システムの活用〜大量建設汚泥の減量化と再資源化による環境保全〜

  • 国土交通省 北陸地方整備局 伏木富山港湾事務所
  • Fushiki-Toyama Port Office, Hokuriku Regional Development Bureau, Ministry of Land, Infrastructure and Transport
概要
射水市の東西両地域を結ぶ臨港道路富山新港東西線では、橋脚基礎杭の施工にあたり経済性並びに施工の確実性からリバース工法が採用されたことから、大量の建設汚泥が発生されることが想定された。そこで本事業では、建設汚泥に対し分級システムを活用することにより汚泥の減量化・再資源化を行った。その際に、より効率的で高品質な分級土(良質土)を回収するために、ソイルセパレータ工法等の最新分級システムを活用した。分級土は、当事業への再利用はもとより他公共機関等への利用も検討されている。この減量化・再資源化に伴って、コスト縮減、産業廃棄物処分場への負担軽減、運搬車両台数の減少による二酸化炭素排出量の削減等に寄与することができ、高い成果を収めた。また、大量建設汚泥の分級によって国内の分級システム機器の普及に貢献すると共に、多くの貴重な現地データを取得した。特に、最新分級システム等の導入により、掘削土砂量に対しても約7 割の良質な分級土を回収できることを確認したことは、今後の分級システムの開発・普及につながるものであり、建設汚泥の減量化・再資源化技術の開発・運用に大きく寄与するものである。本事業は環境への負荷を低減する画期的な業績であると判断され環境賞に値する。
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