公益社団法人土木学会技術賞

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技術賞

Outstanding Civil Engineering Achievement Award

2017年（平成28年度）　IIグループ

タジキスタン国ハトロン州ピアンジ県給水改善計画

The Project for Rehabilitation of Drinking Water Supply Systems in Pyanj District, Khatlon Region, the Republic of Tajikistan

タジキスタン国ハトロン州ピアンジ県給水改善計画

在タジキスタン日本国大使館、独立行政法人国際協力機構、タジキスタン国住宅サービス公社、大日本土木（株）、（株）エイト日本技術開発
Embassy of Japan in Tajikistan．Japan Cooperation International Agency．State Unitary Enterprise
Dai Nippon Construction．Eight-Japan Engineering Consultants Inc.

概要	Summary
本プロジェクトの対象地域（ピアンジ県内の1町6村）では、給水サービスを受けられる住民の割合は27％しかなく、安全な水へのアクセスの改善が急務であった。本プロジェクトは、対象地域において、高架水槽2基（1,800ｍ³、250ｍ³）、取水井6本の建設及び配水管（約95km）の布設を行い、同地域の全住民（約29,000人）に24時間給水による安全な水の供給を実現した。施工上の問題として、(1)治安と(2)気象条件があり、(1)は、関係者間での緊密な治安情報の共有と武装警備員の配置等の安全対策を実施した。(2)は、夏季は気温が45℃以上、冬季は-10℃以下になる厳しい気象条件であるため、夏は作業時間の調整、冬は寒中コンクリート打設対策を実施し、品質管理を徹底した。本プロジェクトで建設した1,800ｍ³の高架水槽は、中央アジア最大規模のものとなり、日本・タジキスタンの友好の印としてタジキスタン国より高評価を受けた。	Only 27％ of the residents in the Project area had access to water services, which made it imperative for the water supply to be improved. By newly constructing two elevated water tanks （1,800m³, 250m³）, six boreholes and distribution of pipelines（ approx.95km）, the Project has brought 24 hour access to clean water to all the residents（ 29,000 people） within the Project area. The above elevated water tank of 1,800m³, which has become the largest in Central Asia, has been highly evaluated as a token of friendship between Tajikistan and Japan by the Government of Tajikistan.
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概要

Summary

本プロジェクトの対象地域（ピアンジ県内の1町6村）では、給水サービスを受けられる住民の割合は27％しかなく、安全な水へのアクセスの改善が急務であった。
本プロジェクトは、対象地域において、高架水槽2基（1,800ｍ³、250ｍ³）、取水井6本の建設及び配水管（約95km）の布設を行い、同地域の全住民（約29,000人）に24時間給水による安全な水の供給を実現した。
施工上の問題として、(1)治安と(2)気象条件があり、(1)は、関係者間での緊密な治安情報の共有と武装警備員の配置等の安全対策を実施した。(2)は、夏季は気温が45℃以上、冬季は-10℃以下になる厳しい気象条件であるため、夏は作業時間の調整、冬は寒中コンクリート打設対策を実施し、品質管理を徹底した。本プロジェクトで建設した1,800ｍ³の高架水槽は、中央アジア最大規模のものとなり、日本・タジキスタンの友好の印としてタジキスタン国より高評価を受けた。

Only 27％ of the residents in the Project area had access to water services, which made it imperative for the water supply to be improved.
By newly constructing two elevated water tanks （1,800m³, 250m³）, six boreholes and distribution of pipelines（ approx.95km）, the Project has brought 24 hour access to clean water to all the residents（ 29,000 people） within the Project area.
The above elevated water tank of 1,800m³, which has become the largest in Central Asia, has been highly evaluated as a token of friendship between Tajikistan and Japan by the Government of Tajikistan.

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