特別対談
9月10日(木) 13:00~14:10 オンライン講演【録画】無料(一般参加可能)
対談題目:「新しい価値の創造」
概要
日本ガイシの創立は1919年。日本が第一次世界大戦直後の好景気に沸いていた時期でした。電力供給に不可欠な特別高圧ガイシの国産化に向け、初代社長大倉和親らが「営利ではなく、国の発展のためにやらねばならぬ」と決意したことが原点です。
以来、当社は一貫してセラミック技術を育み、電力、自動車、エレクトロニクス、半導体等、幅広い事業分野で新製品を開発し、事業多角化を推進してまいりました。社会基盤の構築や人々の暮らしの向上に欠かせないナンバーワン、オンリーワンの製品を世界に提供しており、現在、海外売上高比率は約7割に達しております。
私は、企業の持続的成長、発展のためには、社員の「自主性」をいかに高めるかが一番大切だと考えており、仕事の本質を見つめ直し、付加価値の高い仕事へシフトする活動を積極的に進めてきました。
現在、IoT、5Gなどの活用によるデジタルトランスフォーメーションの進行、Society5.0の実現、自然環境の悪化など世界は目まぐるしく変化しており、今までの延長線上ではない新たな視点での価値創造が必要となっております。
本対談を通じて当社のこれまでの歩みと、変化し続ける社会に向けた挑戦についてご紹介させていただきます。
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大島 卓OSHIMA Taku
日本ガイシ株式会社 代表取締役社長
1956年東京都生まれ。1980年東京工業大学卒業後、日本碍子株式会社に入社。2004年電力事業本部NAS事業部長、2007年執行役員、2011年常務執行役員に就任。生産技術部門を長く歩み、産業用の大型蓄電池「ナトリウム硫黄(NAS)電池」の開発に携わる。2014年代表取締役社長に就任。
現在、一般社団法人中部経済連合会副会長、同国際委員会委員長、愛知県経営者協会副会長も務める。
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茶木 環CHAKI Tamaki
作家/エッセイスト
報道キャスター、出版社勤務を経て、執筆活動に入る。(一社)計画・交通研究会に所属するほか、『土木学会誌』座談会の司会や執筆、『土木施工』編集委員、 東京都事業評価委員、日本鉄道賞選考委員などの活動を通じて、国土やインフラについて考え、インフラ、文学をテーマに様々な視点から取材・執筆活動を続ける。
インフラ関連の著書に『広島のまちと路面電車 「真実一路」の人・奥窪央雄』、連載記事に『都市をつくる人々』『文学が映すインフラの光景』(ともに『土木施工』)、日本民営鉄道協会広報誌『みんてつ』特集記事、『地域鉄道物語』(新聞連載)、『災害と文学』『インフラメンテナンスと文学』『地下鉄と文学』ともに『運輸と経済』などがある。(一社)計画・交通研究会理事・広報委員長、日本ペンクラブ会員(会報編集委員)。